日本赤十字社和歌山医療センター放射線治療科センター長の医師を講師にお招きし、がんの仕組みや予防、早期発見の大切さについて学ぶ出前授業を実施しました。
授業では、がん治療の3本柱(手術・薬物療法・放射線治療)の解説をはじめ、専門的な画像データを交えながら、がんという病気について分かりやすく教えていただきました。ご参観いただいた保護者や地域のみなさま、そして教職員も生徒以上に熱心に耳を傾けている姿が印象的でした。
講師先生のお話
①がんができる仕組みと特徴
私たちの体の細胞(約37兆個)が分裂する際のDNA変異により、がん細胞が発生する
心臓のように細胞分裂をほとんどしない部位を除き、細胞分裂が行われるすべての臓器にがんができる可能性がある。
がんは誰にでも起こりうる病気であり、加齢とともに細胞分裂の回数が増えるため発症リスクが高まる。
②がんのリスク要因と予防(一次予防)
原因となる主な生活習慣・環境要因: 喫煙・受動喫煙、飲酒、塩分の摂りすぎ、運動不足、細菌やウイルスの感染など。
禁煙や食生活の改善、適度な運動といった日頃の生活習慣を見直すことで、がんになるリスクを減らせる。
一方で、原因が特定できないがんもあるため、不摂生をした人だけががんになるわけではない。
③早期発見・早期治療の大切さ(二次予防)
がん細胞が1cm(検診で見つかる大きさ)に成長するまでには10〜20年ほどかかるが、自覚症状が出現する2cm大になるまではわずか1〜2年。
がんは大きくなるまで自覚症状がないため、元気で症状がないうちから定期的に「がん検診」を受けることが重要。
グループワーク・発表の様子
講演後、生徒たちはグループに分かれ、「講演の感想」「未来の自分のために何をするべきか」「自分の大切な人に何を伝えたいか」について活発な話し合いを行いました。
グループワークの最中には講師の先生が生徒たちの輪の中に入って気さくに声をかけてくださり、生徒から先生へ直接質問する場面も見られました。「健康な時でも検診に行っていいのですか?」という質問、先生から「健康な時に行くことこそが大切です」とお答えいただくと、生徒は「家族にも伝えよう」と頷いていました。
その後の全体発表では、「日頃から生活習慣を整える(禁煙・減塩・睡眠・運動)」「定期検診を受ける」といった意見が多く出されました。
自分や大切な家族の健康について考える貴重な機会となりました。
「ニュース和歌山」さんが取材に来てくれました






























