ご存知のように11月は「学校開放月間」です。学習参観や催しごとがなくても,いつ来校しても,いつ参観してくださっても結構ですのでご遠慮なくお越しください。仕事の合間やちょっとした時間ができたときにいかがですか。もしくはお友達と誘い合って来ていただくのもいいですね。とにかくわたくしといたしましては,平日のそれも何も行事のないときの来校者を増やすのが今年のめあて。ゆえに,保護者や地域の方へ早くから告知をし,今こうしてここにも載せているわけです。
教室に行かれたらお子様の様子をご覧になるのはもちろん,学校や教室の環境も見ていただければうれしいです。その際のポイントとして例を挙げてみましょう。
【例1:子どもたちを学習に集中させるために】 ⇒ ①教室が片づけられているか ②棚の中は整理されているか,あるいはカーテンなどで見えなくしているか ③児童が班ごとに宿題を出せるように工夫されているか(※県教育センター学びの丘「和歌山県のすべての子どもたちのため」より一部抜粋)
【例2:子どもたちの学力を大切にするために】 ⇒ ①これまでの学習(算数等)が掲示されているか ②すぐに調べられるように国語辞典等が置かれているか ③学級文庫が整理されているか,またその内容はどうか・・等々。
教室の在り方には,その担任の個性が見えてきます。いいところは特性と言うべきでしょう。戸じまりにまわって担任も子どもたちもいないガラーンとした教室で,思わずにんまりとそしてびっくり(注:もちろんいい意味で)したことが何度もあります。その人柄や努力が感じられる教室ってある意味「凄み」が感じられますね。
「凡庸な教師はただしゃべる。良い教師は説明する。優れた教師は自らやってみせる。しかし偉大な教師は心に火をつける。」-有名な格言です(確か県の教育長さんのプレゼンにもありましたが)。この言葉を聞くと正直,ドキッとします。教頭として反省すべきことが感じられるからです。そのわけを説明しない。また自ら何もしない。そして支え励ますこともしないでは,職員は困りますので。
子どもたちの心に火をつけられるような(わかりやすく言えばやる気をおこさせるような)教室っていったいどんな教室なのでしょう。皆さんはどう思いますか。