和歌山市立 川永小学校

沙也可の見た空

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ご挨拶
本日はお忙しい中御来場ありがとうございます。
今回取り上げるのは沙也可と言う人物です。意外とここ和歌山でも知られていません。そういう私も実はこの沙也可の存在を知ったのはほんの数年前のことです。というのも詳細な記録が残っていないからです。というより意図的に残していないからと言われています。それは沙也可が朝鮮への侵略者であ り,また国を裏切ったという事で,もし自分が誰かと言うことが判明すれば国に残された家族に影響が及ぶからです。その大義名分がないからと豊臣軍に反旗を翻し朝鮮側に味方するという心意気というか生き方が非常に興味をそそるところです。 今回はそんな沙也可の物語を朗読劇という形でお届けします。歴史ファンタジーとしてお楽しみ頂ければ幸いです。 [脚本・演出:平松豊司]

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出演は昨年和歌山での一人芝居「まち子が心に決めたこと」で好評を得て,映画「ライオンキング」のナラ役や最近では「アナと雪の女王」にも声優として出演している元宝塚歌劇団出身のRIKO。平松組他劇団ぱんぷるぴぃや映像作品にも出演多数の個性派今村博信,劇団新制作座や劇団ジャイアントキリングなどの出演で知られる阿部悠磨,俳優愛川欽也のキンキン塾出身でNPO朗読人協会所属の桔梗。 演奏はピアニカとキーボードを樫村直樹,パーカッションを筆文字アーティストでもある亞希Aki。 脚本・演出をNHK・サンダンス国際映像作家賞候補にもなり最近では舞台に活動の場を広げている平松豊司。 本作では挿入歌「someday,somewhere,sunshine」も手掛けている。 

【※以上,パンフレットより抜粋】 


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≪当日,右の本を出版された辻 健(つじ たけし)さんも来校されました。辻先生は,孫市の会理事,小梅日記を楽しむ会前会長(現副会長),雑賀衆・沙也可で街おこしの会会長をされています。この本は,学校にたくさん寄付して頂きました≫

 


-沙也可の見た空/ K・S-
私は,「沙也可の見た空」を見て,すごくよいお話だったと思います。それに読んでいる人が涙を流したりせきこんだり,本当にテレビを見ているかのように感じました。音楽もいきなりバ~ンときてすごくびっくりし,それぞれの音がいろんな楽器でいっぱい表現していてすごいなと思いました。
朗読する人が声をいろんな人に使い分けたり,たくさん大きな声を出したりして,よくのどがかれないなと思いました。一番おもしろいなと思った部分は,雑賀その部下のやりとりをしている時でした。こわくなっても笑いをおこしてこわくなくなったりしておもしろかったです。
これからもたくさん活躍して下さい。でも,のどをからしたりしないようにして下さい。すごくおもしろかったので,できればこれからも川永小の6年生たちに観劇をさせて下さい!


-「沙也可の見た空」を見て/Y・S-
私は今,社会科の時間で歴史を学んでいます。今日(11/20),「沙也可の見た空」を見てこう思いました。
それは,物語と関係しないけど,表現だったりざわつきとかいろいろなところがあって,それも迫力があっておもしろかったです。最後の方で,孫市郎と数十人の人たちで豊臣秀吉軍を川の深い所におびき出して,そこから鉄砲で撃つ,そういうことを考えたりしてすごかったです。
みなさんたちに言いそこねたけど,ひとつ質問があります。それは,「いつからどのぐらい練習をしているのか」ということです。
今日は,すごくいろいろなことを教えてもらえました。私は社会科の勉強が大の苦手で特に歴史が一番苦手でした。でも,今日の観劇で歴史が好きになったと思います。楽しかったです。


-さやかを見て学んだこと・・・/O・S-
私はさやかの劇を見て,自分の思い,そして仲間への思いを学びました。
さかやは,「こんなことおかしい」「こんなことをして何がいいのか」と思い,強いとわかっている豊臣軍にむかい,自分の思いをつらぬき通しました。私は,そんなところに強くひかれました。他にも仲間を思う気持ちが劇の中でもすごく伝わりました。こんなことを自分で読んだりしてもわかりにくいと思います。でも,朗読だと頭の中で映像が流れて,私でもわかりやすくておもしろかったです。
本当によい劇でした。いそがしい中ありがとうございました。

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