和歌山市立 加太中学校

3年生と「揚げパン」

ある朝、卒業を間近に控えた3年生が、肩を落として校長室にやってきました。

「こーちょーせんせー、聞いてくださいよ……」

話を聞けば、昨日の給食は大人気の「揚げパン」。

おかわりを狙って熾烈な「ジャンケン大会」が勃発したそうです。「僕たちもう卒業なのに、1年とか2年とかが全然譲ってくれないんすよ」「……つまり、ジャンケンで負けたのね」「ひどくないですか」とぼやく姿に、思わず笑ってしまいました。

「加太中名物」揚げパンをめぐる真剣勝負です。

そして迎えた今日。3年生にとって、泣いても笑っても「最後の中学校給食」です。メニューは、黒糖パンとハンバーグ。

本日のおかわりジャンケンも、容赦なし、全学年、さらには先生まで本気で参戦する激戦でした。「最後の給食だから」という手加減なし。

最後まで正々堂々とぶつかり合い、笑い合えるのがこの学校の良さです。

お腹いっぱい胸いっぱいで、いよいよ月曜日は卒業式です。

負けた悔しさも、きっと数年後には笑える「最後の給食の思い出」になるはずです。

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