和歌山市立 加太中学校

避難訓練と「ドローン」実証実験

11月5日は「世界津波の日」です。太幼・小・中学校合同避難訓練」が行われました。

加太は、海が近くて素敵な場所ですが、災害が起こったときには、いくつかの「こわい」ことがあります。

例えば、「津波の被害が心配な低い土地にあること」「山が崩れてくる土砂災害の危険があること」「道が狭いので、地震で家や塀が倒れると逃げられなくなる可能性があること」などです。

実際の避難の時には、これらのことを考慮にいれて行動する必要があります。そして、いざと言う時、最も大切なことは「自分の命は自分で守る」ということです。訓練にも真剣に取り組まなければなりません。なぜなら「練習でできないことは、本番でできるわけがないから」です。今日の、避難訓練は、こどもたちは、先生の指示にしたがい、落ち着いて素早く行動できました。

「防災・減災の進化とドローンの実証実験」

防災・減災の方法も、日々、進化しています。今日は和歌山市役所総合防災課と鴻池運輸の担当の方々が見えられて、加太中学校のグラウンドを基地にして、災害用ドローンの実証実験を行いました。ドローンは、人間が近づけない場所でも、空から状況を確認し、私たちを助けてくれる大切なツールです。

避難訓練のあと、そのドローンを、近くで見せていただきました。災害用ドローンにはカメラや、マイクが搭載されており、上空から記念写真を撮ってもらうことができました。カメラも高性能でとてもきれいにモニターに景色が写りました。「触ってもいいよ」と言っていただき、生徒たちはドローンを持ち上げ「意外と軽いね」などと感想を口にしていました。(展示されていたドローンの中には200万円、500万円のものがありました。大人は怖くて触れませんでした(笑))災害から、私たちを守るための新しい技術がどのように使われているのか、実感することができる、めったにない貴重な機会となりました。

こどもたちが、自分の命を守る行動がとれるように、そして、未来の防災・減災について考えることができる人になってくれることを期待しています。

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