ジュニア会議とは、「将来の和歌山市を担う中学生が、自分の市の姿をよく見つめ、快適で住みよいまちづくりのため、市に対する自分の夢や希望を提言することにより、中学生の市政への関心を高める。行政や議会の仕組みを学び、身近に感じることで、まちづくりに進んで参画しようとする意欲を高める」ために、和歌山市議会議場で行われ、本校からは生徒会役員2名が参加しました。
加太中学校は「加太の活性化」をテーマに、タブレットを使って加太を訪れた観光客(訪日外国人の方々を含)にアンケートを取ったり、今後の方策について自分たちが考えたことを発表しました。
発表のあと、永野 裕久市議に講評をいただきました。
加太はたくさんの観光資源がある。淡島神社、新鮮な魚介類、オーシャンビューの宿泊施設、サマータイムレンダの友ケ島など県内外のみならず、世界に誇れる観光地だと思っている。人口は2476人(最新の国税調査)、和歌山市全体の平均と比較しても高齢化率が高い(49.3%)という課題がある。しかし一方で、加太の若い人たちの地元愛が強く、無限の可能性のある町だと思っている。観光産業を肥やしにして、地元の若者が持続して住み続けられるようにしたい。そのため、行政課題として市の中心部との実質的な交通網の整備が重要である。そうすることで空き家に人がはいる・子供を増やして人口が増えることにつながる。今回の「加太のさらなる活性化のアイデア」に共感するとともに、今回のプレゼンに最大限の評価をしたいと思います。(すごい!)今後は、加太のみなさんと行政と議会がスクラムを組んでがんばっていきたいと思います。
ジュニア会議の最後に尾花市長が「みなさんは、もうすぐ選挙権を持つことになります。その前に社会、地域で何が行われているかを知ってほしい、例えば自治会の働き、公園を整備してくれている人など、さまざまな方に私たちは支えられて生活できていることを理解してほしい。そして次に自分が、地域のために考え、できれば行動してもらいたい」と話されました。