和歌山市立 岡山幼稚園

何だろう?調べよう!

園庭の隅で、4歳児の子供たちが大きな幼虫を見つけました。

「ワッ、幼虫いた!」「これ何だろう?」「見たことないな」「図鑑で調べよう」「これに似てるよ」と、それぞれに図鑑を持って来て調べています。

その様子を見ていた3歳児が「どうしたん?」と、お兄さんお姉さんの姿を見て、近づいてきました。

そのうち、自分たちも図鑑をのぞき込み、親しみや憧れのある4歳児に仲間入りして、「これ?(図鑑を指さしながら)」「これ、ちょっと似てるけど違うわ」「黄色の模様あるやろ」「うん」と、言葉を交わしています。「幼虫、このままだったら逃げてしまうから、かご持って来て」の声を聞いて、すぐにかごを持って来てくれた3歳児がいました。

遊びの中で、言葉を交わしながら友達の思いを知り、友達がどうして欲しいのかを自分で考えて行動する姿、自分が欲しい時に、どこに何があるのかが分かっている、それだけ周りの環境に自分から関われるようになってきている姿に大きな成長を感じました。

結局、何の幼虫か、わからなかったのですが、そこであきらめるのではなく「家でまた調べてくるわ」「僕も、お父さんに聞いてくる」など話をしながら、帰っていきました。

知的好奇心の芽生えや探究心が遊びの中で育まれているなぁと嬉しかったです。

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