和歌山市立 大新小学校

9月26日 学習参観(人権参観)

9月は、人権参観です。

本校では、

①算数教育②道徳教育③人権教育を3本の柱として、

教育目標

「豊かな情操とまろやかな英知を育み、

 心豊かにたくましい子どもを育てる」達成に取り組んでいます。

9月は、3本柱ひとつ「人権教育」をテーマに学習参観を行いました。

本校の人権教育の方針は「自分の人権を守り、他の人の人権を守ろうとする意識・態度を育む」です。人権教育と道徳教育と密接な関係にあります。

また、来年度から実施される「特別の教科 道徳」では、「家庭や地域社会との共通理解を深め、相互理解をはかること。」と記されています。

参観をひとつのきっかけとして、「自分自身のよさに気づき、まわりの人と支え合いながら、よりよく生きること」について、ご家庭で話し合って頂ければと思います。

H29 9月授業参観内容

 

 

 

 

 

1年生   単元名「あったか言葉・チクチク言葉」  【場所:1年1組教室】

担任の願い「普段何げなく使っている言葉のなかには、人をいい気持ちにさせる言葉、人をいやな気持ちにさせる言葉があります。ひとつひとつの言葉から受ける感じを話し合い、人をいい気持ちにさせる 「あったか言葉」がクラスの中でどんどん広がっていくことを願っています。」

?BOX から出てくることばを2つにわけました。

あったかことば:

「じょうずだね」などのこころがあったかくなることば

チクチクことば

いわれるとこころが「チク」と痛くなるこどば

 

 

上手にわけて、あったかことばを嬉しそうに読み上げていました。

あったかことば、たくさん増やしたいですね。

 

2年生   単元名「お月さまとコロ」        【場所:2年1組教室】

担任の願い「主人公のこおろぎのコロが、たった一人の友達のギロを自分のわがままで怒らせてしまいます。あやまりたいと思うのですが、素直になれないコロが、お月さまの関わりで素直な気持ちの大切さに気付かされるという話です。この学習で、素直に過ちを認めることで、自分も周りも心が明るくなることに気づかせたいと思います。お家の方々も一緒に考えて頂けたら嬉しいです。」


自分がコロの立場だったら、ギロの気持ちを考えて「言わなければよかった。」と、後悔する気持ちを素直に発表していました。

友達の気持ちを考えて、言葉を発すること、また、自分の過ちを認める勇気は、自分だけでなく、まわりの人にもうれしい気持ちになることに気づけたようです。

 

 

 

3年生   単元名「伝えよう!楽しい学校生活 」   【場所:3年1組教室】

担任のねがい「『伝えよう!楽しい学校生活』」として、普段おうちの方に伝えきれていない、お見せできていない、子どもたちの姿を子どもたち自身の口から伝えてもらいます。5つのグループに分かれて発表に向けて懸命に準備を進めてきました。ぜひ子どもたちの座席に座ってみんなの発表を見て、聞いてあげてください。」


楽しい学校行事の様子を上手に発表していました。

発表の中では、「子どもたちのすきな運動会お弁当」ランキングを発表していました。

そして、おうちの方にも、同じ質問をしていました。

おうちの方も一生懸命答えてくださっていました。

ありがとうございました。

 

 

4年生   単元名「だれもが関わり合えるように」  【場所:4年1組教室】

担任の願い「国語科で、視覚障害の学習をしています。授業では、アイマスクをつけていろいろな体験活動をします。アイマスクつけて体験することにより、目が見えないことの不自由さや普段、意識せずに使っている視覚の役割に気付けるようにしたいです。また、だれもが関わり合えるように、障害のある人たちが工夫や努力をしていることを感じとってほしいです。」

 

ペットボトルの水をコップに入れる体験をしていました。

水の注ぎ方の工夫

:ペットボトルの注ぎ口を触って確かめる。

:コップの中の水の冷たさを感じ取る。

:水の音を聞く。

視覚に頼らず、触覚や聴覚を使って工夫していることに気づけました。

 

5年生   単元名「『いじめ』なんてしたくない 」  【場所:5年1組教室】

担任の願い「一枚の絵を通して「いじめの具体的な姿(言葉)」「いじめる側に含まれる人たち」「いじめで不幸になる人」について考え合います。また、様々な人々の「いじめ」に関わる悲しみや苦しみについて知ることで「いじめはいやだ」という心情を育みたいと思います。」


教室の様子を描いた絵をみながら、いじめにあてはまる場面を探したり、その子たちが発している言葉を考えて、発表したりしていました。

これらの活動を通して、「いやなことをされた人」「いやなことを言われた人」の気持ちを考えることができました。

 

 

 

6年生   単元名「6000人の命のビザ 」     【場所:6年1組教室】

担任の願い「第二次世界大戦中,本国政府の方針にそむいてまでも,ナチスに迫害されたユダヤ人に日本通過のビザを発行した外交官・杉原千畝の話です。このお話を通じて、世界の平和や人種間をこえた人間愛、命の大切さについて感じ取ってほしいと思っています。」

「自分が杉原千畝だったらビザを発行するか。しないか。」について真剣に考えていました。ほとんどの子どもたちが、「命を救うことは大切なことだ」という思いから、「ビサを発行する」と答えました。そんな中で、「ビザを発行することで、自分の家族の命が危なくなる。日本の国と他の国との関係が悪くなると、他の多くの日本人の命が危なくなる。たから、ビザを発行しない。」という意見も出ました。

この意見を通して、「命を救う」ことは、「自分や他の人命と引き換えになっている」ことに気づけました。そして、「そんな危険をおかしてまでも救わなければならない。」それほど「命は尊いものである。」ことに改めて気づけました。

 

 

 

このページのトップに戻る