大新小学校では、1年間に全7学級と音楽専科の研究授業を行っています。
学級を対象とする研究授業のうち、1学級は、道徳の研究授業を行います。
今年度は、1年生です。
「およげない りすさん」 1年生( 信頼・友情 出典:「わたしたちの道徳」)
授業のねらい「友だちと仲良くし、互いに助け合っていこうとする態度を育てる」
1年生という発達段階を考え、紙芝居や役割演技を取り入れた授業をおこないました。
かめさん、あひるさん、白鳥さんが、島へ遊びに行く相談をしているところに、
りすさんがやってきます。
りすさんは、「ぼくも、連れて行って」と頼みますが、
「りすさんは、およげないからだめ。」と断られます。
しかし、島で遊んでいるうちに、
なんだか「楽しくない。」ことに気づいた3人は、翌日、りすさんに謝り、島へいっしょに遊びに行くお話です。
お面をかぶって、役割演技をします。
りすさんの気持ち。を考える場面。
3人を気持ち。を考える場面。
黒板を使い、場面、登場の人物の気持ちを整理していきます。
「3人で行くより、
4人で行った方が楽しい。」
「みんなで行くのが楽しい。」
「もっと、多くの友達を誘おう。」
という、意見が子どもたちから出ました。
最後に、りすさんから、3人に向けてお手紙を書きました。
「島へ連れて行ってくれて、ありがとう。」
「うれしかったよ。」「楽しかったよ。」
「また、行こうね。」
感謝の気持ち、楽しい、うれしい気持ちを表すお手紙がほとんどでした。
協議会では、市教育委員会 三宅先生からご指導を頂きました。
来年度から実施される「特別の教科 道徳」
子どものたちの様子、
担任の「こんな子に育ってほしい」という願いをこめ、
授業を行いました。
子どもたちの活動の様子や「りすさんの3人に向けたお手紙」の内容から、
子どもたちは、「友達とともに過ごすことの楽しさ」や
「友達といっしょに過ごすために相手のことを考える」ことに気づけたように思います。