和歌山市立西脇幼稚園

何を一番大事にして、幼稚園教育をすすめるのか。

【今日(9日10:50)、遊びにきてますよ!みんなもどうぞ】

 

 

 

 

園庭に元気な子ども達の声が響いています。

12時半、ミズナ・ほうれん草・こかぶをそれぞれ袋に詰めて、帰って行きました。

・・・・・・・・・・・・・・

何を一番大事にして、幼稚園教育をすすめるのか。

(1月9日9時からの教師初会議の園長話メモ)

私が、園長として勤めさせていただき、西脇幼稚園の教育目標を

「心身ともに健康で、楽しく遊ぶ子どもを育てる」

と、させて頂きました。

「楽しく遊ぶこども」像が、一番大事と考えています。

遊びは、自分からの姿です。いやいやさせられている姿ではありません。主体的に何かに取り組んでいる姿が、「楽しく遊ぶ子ども」像です。

好奇心いっぱい。やる気一杯。

楽しく何かに向かっている姿と言うのは、大人・子どもというのでなく、人として、素敵に生きている姿だろうと思っています。

楽しく遊ぶ子どもを想像した時、その子の顔は、絶対に「笑顔」だと思います。

だとしたら、子どもを笑顔にすることが、大事と思うのです。

「笑顔いっぱい、花いっぱい、ありがとういっぱい」

・・・西脇幼稚園の合言葉です!

 

1.安心する笑顔 ⇒安全・安心できる環境の幼稚園
安心できる場に来て、安心できる先生に会い、安心できる仲間とあい、心をほどくような笑顔。心がほぐれていれば、自然と、緊張でない柔和な笑顔が出てきます。

2.成長する笑顔 ⇒学びの起こる環境の幼稚園
A君は、三輪車に乗れなかったけど、それが乗れるようになった。
Bさんは、ピアニカがふけるようになった。
Dさんは、傘がきちんとたためるようになった。
E君は、自分から大きな声で目を見てあいさつが出来るようになった。
・・・子どもたちが、その子の成の成長を見せそれを、まずは、先生と一緒に喜び、仲間と一緒に喜び、保護者と一緒に喜ぶ。
成功した時「成就感」を感じた時、笑顔を見せます。

3.保育する笑顔 ⇒信頼・自己成長
幼稚園というと頃は、笑顔が集まる場所。
まず教師が笑顔で出迎えることで、安全な場所として、良い笑顔をみることができます。

笑顔同士が、その笑顔を写す鏡同士となります。子どもも・保護者も喜び、教師自身も笑顔になり「笑顔の鏡」を映しあいたいです。

そのような中から、本園の研究主題である「自分なりの表現を楽しむ子どもを育てる」という、現職教育の実践研究が始まるのだと考えています。

3学期も、まず「笑顔」にみんながなっているか、心配りを互いにしていきたいと思います。

 

【会議メモ】

①現職教育「自分なりに表現する」について

・友達に関わる積極的な姿が出てきている。

・まだ十分にだせていないことも

・運動会のころと比べたら、表現できている。3学期に異年齢交流の中で関わりが増え、自分を出す機会となっていけたら。

・当番、司会等で、前に出ることが多くなり、自分を出す機会があることで、表現活動が伸びてきている。

・3学期「環境構成の工夫」という点で、子ども達が自ら動き出す仕掛けを、もう一歩進めたい。

②成果と課題

・花が増え、園庭環境がさらに良くなっている。

・畑が他園になく、季節の野菜を作り・収穫でき・食べありがたい。子ども達にとって大事な教育の場となっている。

・子ども達が、自分から挨拶できるようになってきている。

⇒まず、教師が

・聞く姿をさらに大事にしたい。

・特に3学期は、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」を捉える教師の視点を磨き、円滑な接続に結び付ける必要

・今後、幼稚園は、地域の幼児教育センターとしての役割強化していくことが、大事に

平成最後のお正月!あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

はじめて、園長が、生まれて初めて、地域の方の手ほどきを受けて、手作りしました。

地域の方から頂いた、しめ縄を飾りました。

保護者の方はもちろん、地域の方からも、支えられている西脇幼稚園。

本当にありがたいことです。

・・・・・・・・・・

子ども達は、西脇幼稚園で、3歳・4歳・5歳と3年間過ごす間に、ずいぶん成長した姿を見せてくれます。

・言葉数が多くなります。

→小学生になるまでに、言葉数が2千語から6千語になると、聞いたこともあります。言葉を獲得する大事な時期なのですよね。

子ども達が友達と遊び関わる中で、言葉で伝え合うことができるようになっていきます。

・絵や工作の表現方法が、ものすごく変化します。

→〇を書いて、おかあさんだとの説明をしている3歳の子ども、それが、5歳になると、人物だと誰が見ても分かる様な表現になります。

・自立に向けて、自分で出来ることが増えます。

→スモックをたたんだり、整理整頓が上手になったり、お手伝いが手際よく出来るようになったり。

・運動能力が向上します。

→3歳の走りと、5歳の走りは様子が違います。5歳の鬼ごっこなどは、なかなかの活動ぶりです。

 

パッとあげても上記のように、3年間の成長と言うのは、すごいものがあります。

子どもにとって幼稚園の生活そのものは、遊びです。

その中で、衣食住にかかわる基本的な生活習慣を身に付けると共に、走る・投げる等の身体を巧みに使った動きも3年間で大きな違いを見せてくれます。このように、この3年間は、体も心も大変な発達を見せる、とても大事な時期です。

それこそ「三つ子の魂」と、言われますが、教師は、子どもの心と体の発達にとって、とても大事な時期を預かっているのだという、自分の仕事に対しての責任感を強く持つ必要があると思っています。

新しい年が始まるにあたり、初心にかえり心引締め、新たなスタートをしたいと思います。

本年もよろしくお願いします。

 

≪西脇幼稚園の活動≫

あたりまえの日々の活動として、西脇幼稚園では次のことをしています。

1.登園後、朝の太陽の光を受けての、全園児での朝の体操

2.朝の会で、今日一日の活動を、発達に応じ絵や文字で、子どもに伝える。

3.給食後、全園児が、雑巾を持ちふきそうじ。5歳は、園のすべての廊下もふきます。

4.帰りの会で、自分や友だちの光ったところのほめ認める発表。

5.週に一度、絵本のお部屋で過ごし、絵本と友達になる。

6.5歳児は、週末に、自分の上靴を洗い干して帰る。

7.一番の自園の特徴は、園に接した大きな畑での野菜作り。

プラス1をつけるなら、・・・

・私(園長)の口癖が『記憶より記録』と、職員に言っているので、私自身はこの「西脇幼稚園ホームページ記事、毎日更新」

→毎朝の職員打ち合わせでは、職員全員が、私からや他の職員からの伝達等、必ずメモを取っています。

たいへん有り難い姿であるし、信頼できる職員ばかりで、仕事ができるのは、本当にありがたいことです。

 

「小学校への円滑な接続のために」5歳児研究保育(10月25日)

「小学校への円滑な接続のために」というテーマで、6月と10月に5歳児の同じ学級で、研究保育を開催。

同じ部会の幼稚園の先生方からは、時間の流れの中での見方で子ども達の様子の変化を見て頂けました。

「同じ場にいても、バラバラ感があったが、今日は、一体感があった」

「関わり合いで、言葉での伝え合いが、6月と違ってたくさん見られた」

「・・・」

子ども達は、この半年で、言葉での伝え合いと、対人関係の持ち方で、随分、成長しているのです。

「試行錯誤をする姿が、ずいぶんみられた」

子ども達は、思考力の芽をぐんぐんと付けているのです。

 

今回のように、大勢の先生に見て頂き、子どもの変化を指摘して頂く事のありがたさを感じた研究保育でした。

担任の日々の保育の有り方が、間違っていない。目指すべき方向に向かって船の先をしっかりあわせて、日々の保育ができている。

有り難いことでした。

25年10月に、いろいろな実のなる木を植えています。その中でも、ブドウの木が育ち、実をしっかりとつけて、夏には子ども達もブドウを食べることができました。植えた苗木が育ち、実をつけるように生長しているのです。

私たちの保育実践も、日々の成長変化に気が付きにくいのですが、間違いない方向での変化を求めていけば、きっとしっかりとしたすばらしい実がつくことでしょう。ありがたいことです。

よく言われるたとえですが、ハクチョウは、優雅に水の上に漂っていますが、水の中ではしっかりと足を動かし水をカイています。担任自身も、見えないところの努力は、頭の下がる所もあります。しかしながら、研究保育をやりあげたあとは、子どもにも良い影響を与えますし、担任に対しても、その努力がきっと返ってくるはずです。ご苦労様でした。

そして、今回小学校の先生・養護学校の先生、研究会に参加して頂き貴重なご意見を頂き有難うございました。

・ダイナミックな遊びでした。実際に見たことで、なるほどと思いました。先生方が、仕掛けがあり、準備し、環境をととのえていることがよく分かりました。

・子ども達の関わりが多く見られた。

・環境と、先生の少ない言葉がけで、子ども達の意欲付けをして、子ども達がしっかり遊びこめている姿が素晴らしい。

・素材で何かを作ることで、「見立てる力」が育っている。また、思考力が育っている。

・困ったことをみんなで考えあうことが大切。困ったら教師がすべて用意してしまうのは、子どもの解決する力が育たない。子ども達で、解決する力を付けていく教師の援助が必要と感じた。

・たこやき屋さんの前での言葉でのやり取りなど、言葉での伝え合いが、各所で見られていた。

・トラブルは大事な経験。トラブルから、人の意見を聞いて、折り合いを付けられるようになればと思っている。

・やってみようとか、友達の良さを受け入れられる面が成長している。また、規範意識も身についてきている。

・素材の準備、材料の量など、自由に使ってよい環境を整えたり、みんなが楽しむための量を準備する必要がある。また、ハサミなど愛着を持つ使い方を指導することも大事。

≪ご指導いただいた先生からも≫

・子どもは遊びこみ、満足した気持ちで家に帰って行ったことだろう。小学校も、幼稚園で付けた力を小学校の45分の中で、どう育てていったら良いのか考えていかなければならない。

・子ども達が自分で選択できる場(判断して行動する大事さ)があり大事だと思った

ありがとういっぱいの幼稚園をめざして

≪10月25日≫

本日、本園において、保育研究会!1時~

テーマ「小学校への円滑な接続の為に」  教育関係者の方、どうぞお越しください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ありがとういっぱい」を西脇幼稚園の夢プランに掲げています。

西脇幼稚園夢プラン「笑顔いっぱい、花いっぱい、ありがとういっぱい」

ありがとう一杯にするために、具体的な取り組みが求められます。

①1学期は、自分が「ありがとう」をなるべく多く口にする。先生方にも、そのように求めました。保護者会総会でも、お家の方にもお願いしました。

特に、「ありがとう」が、増えたかとの意識調査をしても、あやふやです。

②2学期始業式、子ども達に「1日一つ以上、うれしかったこと見つけ」をしようと言いました。各担任にも、終わりの会で必ず、子ども達の今日嬉しかったことを聞く時間を取るようにお願いしました。

このことは、一日を嬉しい視点で見ると、日々の生活自体が楽しく、嬉しいものになるために、大事なことだと思っています。いわゆる、マイナス面でなく、プラス面に視点が行く思考をする人間になることが、幸せな生き方につながるからです。

しかし、「ありがとう」の気持ちや言葉には、直接的ではないようです。

③10月25日の誕生会で、全園児が集まった時に、「ありがとう」が言える環境をつくるために、園長から伝えることにしています。

※本日、園長の出し物の当番で、「太郎」に行ってもらう予定です。

『友達に、親切にしてあげてください。やさしいことをしてあげてください。すると、きっと「ありがとう」と、言ってくれます。「ありがとう」と、言ってもらえる子は、友達にやさしい素敵な子供です。「ありがとう」と、友達から言ってもらえる子になりましょう。

できたら、お母さんからも、お父さんからも、きんじょのおばさんからも、きんじょのおじさんからも、みんなから「ありがとう」と、いってもらえる子が、一番親切な子だし、やさしい子だと思います。

「ありがとう」と、まわりのみんなから言ってもらえるように、周りの人に、やさしいことをしてあげたり、やさしい言葉をかけてあげましょう。』

さて、「ありがとう」が一杯の、ゆめプランにかかげている幼稚園に近づくことができるでしょうか。

 

≪親切と感謝≫は、一対の物だと思います。

周りの人に、役立つ自分だから、周りの人から感謝を頂ける。そのような人づくりができる幼稚園でありたいと思います。

お家の方も、どうぞ、子どもがよい行為をしたとき、「ありがとう」の言葉をかけてあげてください。

 

また、発見的承認と私は言葉を作ったのですが、・・・。

「ありがとう」を言う場面がないという方がいます。

だから、その場面をつくるのです。

「新聞持ってきて」と言って、もってきてくれたら「ありがとう」と、言えます。

「ありがとう」と言える、貢献する場面をたくさんつくるのです。そしたら、沢山「ありがとう」の感謝のことばが言えるのです。

人に役立っていると感じている人間が、自己肯定感・自己有能感を持ち、より積極的に人・物・ことに関わり生き生きと行動する人に成長します。

 

【何をもって成果とするのか】

・どのように、成果をはかっていくのか。

「ありがとう」の言葉が、多く出る園としたい。しかし、今のところ、成果のはかりかたに、確固たるものはない。

あくまでも、願いという段階である。想いを少しでも実現できるのか、実践力が問われているのではあるが。

・どのように成果を導き出そうとしているのか。

まずは、教師の姿勢である。つぎには、「ありがとう」と言える場面をたくさん作る、教師の力量が問われる。

 

教師の仕事は、単に今日の仕事をこなすことではない。今日と違う未来をつくること。

それを日々の実践に落とす必要がある。

 

新報の記者が「5歳の靴洗い」の場面を取材に来てくれました。(9月28日)

9月30日、日曜日の新報の記事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「明日、何か取材することはないですか」の電話を頂きました。「特に、ないです」と、答えたのですが、「いつもの週末の様子ですが、5歳の子ども達は、自分の靴洗いをしています」と、話しました。

すると、それを取材させていただきたいということで、園に来られました。

取材が決まったので、「顔写真が、新聞に出ることがあるかもしれません。それは、ダメという場合は、幼稚園に連絡して下さい」と、5歳全家庭に、メールをしました。

いつも、昼食後している拭き掃除の様子も、写真に納めていました。

そのあと、くつあらいを取材していました。

その様子です。

 

9月30日の新報の記事として、載りました。

 

このページのトップに戻る