和歌山市立西脇幼稚園

現職教育 1学期振り返り会議から(7月18日)

≪8月9日の園の様子≫

「遊び会」があります。

保護者子供合わせて、107名の申込者です。園庭に子ども・保護者の明るい声が響いています。

 

 

 

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竹に節があるから、まっすぐに上にばせます。「節」という機会がとても大事です。

職員全員で、1学期の振り返りをしました。

・各学年からの総括の後、私に回ってきましたので、次のようなことを言いました。

 

①安全安心の園は、先生たちの不断の取り組みがあるからこそ。大きな怪我等がなく1学期をしめくくれることに感謝。

一番、「ひやりとした怪我」を聞きました。各学年からは「こけて唇をかみ、唇のけが」が2学年、1学年は「特に」ということで、本当に、お医者さんに連れて行く場面もなく、安全に過ごせたのは、見守りのしせいがあったからこそなので、この一番大事なことを2学期もお願いしたい。

②自信を持つ子を育てる。

西脇幼稚園の現職教育の課題を達成するためにも、へこたれないでやれる、自信の持った子を育てることが大事。そのために、教師が子どもにどうかかわるか。どうかかわったかを「取り組みと、変容」を具体的事例で、交流することが大事。

③ストーリー保育

(私の造語であるが)「今一瞬の子どもとのかかわりの、良いストーリー」「40分の課題の、入り口と、出口をイメージしたストーリー」「1日の保育のストーリー」「1年間の保育のストーリー」

人生のストーリーには、喜劇も悲劇もいろいろある。もちろん子どもが主人公の物語である。教師は、どのようなストーリーをつくろうとしているのか。できれば、子どもにとって素敵なストーリーになるように、教師が意図的にストーリーを作ってほしい。

子供との出会いの中で、今、良いストーリーが進行しているか、教師のありかたを自己点検してほしい。子供のストーリーが良いようになるかどうかのカギを握っているのが、教師である。

④意図的教育

教師が意図的に、環境構成をする。そこには、子どもが「選択」する余裕がある。子供が、教師の環境構成の中から、自分が選んだ遊びを広げていく。初めは、教師が意図的に仕掛けた物であったが、子どもが自分で選んだものをすすめることで主体的にとりくむ。教師が意図したことであるが、そこにはすでに、子どもが、さも初めから自分がやりたかったことであるかのように、子ども主体の場面にスイッチしている。

子ども理解の上に立ち、環境構成すれば、教師主導から、子ども手動へスイッチする場面が出てくる。

子どもが生活や遊びの中から、「自ら」発見する学びを大事にしたい。外から知識をつけるのでなく、子どもの中にある物を引き出すことを大事にする。そのために、意図的に環境を構成していきよい刺激をあたえる環境を考える。

「刺激をどうしたら、どう反応したか」⇒「どんなしかけをしたら、どう子どもが動いたか」

これを楽しむのが、教育の醍醐味。

「刺激と反応」をメモし、交流・高め合う教師集団で、二学期もスタートしたい。

 

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蛇足であるが、

8月9日は、「紀三井寺の千日参り」一回参ると、千回参る功徳がある日。

私自身、見えない、仏さんの見守りを感じています。

今日も家族で、朝お参りしました。

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