和歌山市立西脇幼稚園

人間磁石として

「支援」の姿としては、人間磁石になりたいのです。(「人間磁石」とは、私の造語です。)

直接関わり合うだけではなく、見守る。あるいは、自分たちで乗り越えられるのを待つ等々、子どもとの適切な距離を見極めることが大切です。

1つ1つ、主体者である子供に合わせた対応が必要となります。

 

子供との距離をどうするのか。うんと寄り添うのか、それとも、距離を話して見守るのか。自分の人間磁力を場面によって変化させる教師の動きが、教師の力量と思います。

3歳で、エプロンの服を切る時、手を貸して、あるいは、手はださないが一緒に。あるいは、トイレの場面でも、先生がトイレの入り口で、声をかけていたり、傍に行ってあげたり、場面ごとに支援を変えています。

支援する教師中心でなく、子ども中心にして、どれだけの支援が適当なのかを考えながら寄り添っています。

磁力がまちがっていたなら、こどものやる気を十分引き出せなかったり、成功体験に結び付けることができなかったりと、教育する場面が残念なことになってしまいます。日々の中にある一つ一つの事ですから、「人間磁石」として、機能している教師と、そうでない教師の学級の姿が違ってきます。

常に教師は、どのような支援がこの子にとって必要なのかを意識して、行動したいと考えます。

 

家庭でも、適切な「おてつだい」を子供がするような支援ができるのか、それとも、『親がしてしまった方が、効率的だから、させない』のかで、子どもの未来の姿がずいぶん違ってきます。

成長の芽を、子供の発達に応じて、伸ばしていける支援をしたいものです。

 

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