和歌山市立 三田小学校

スマホ利用の家庭でのルール(その1)

子供達の中には、スマートフォン(スマホ)やタブレット、ゲーム機などでインターネットに時間を費やしている子がいます。
SNSやゲームに関係するトラブルも多く見られます。子供が見るべきでない動画を見たことによるトラブルも耳にします。
スマホを安易に買い与えるべきでないと考えます。家庭でのルールや子供の年齢に応じたフィルタリングは必要です。

因みに、内閣府の「令和元年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、スマホを利用している小学生がいる家庭の77.7%が、スマホ利用の家庭でのルールを定めているそうです。特に定めていないご家庭は、これを機にぜひご検討ください。

家庭でのルールの参考にしていただくために、有名な話であるので既にご存じの方も多いかと思いますが「スマホ18の約束」を紹介します。

「スマホ18の約束」は、アメリカのあるお母さんが、13歳の息子にスマホを与えてもいいか悩んだ末に作った息子との間の契約書のことです。その内容が、本当に心から息子を愛し世の中に対処させるために考え抜いたと思われるもので、読む人すべての共感を得たと言われているものです。(原文を日本語訳にしたもので、訳された方によって表現は微妙に違いますのでご了承ください。)

スマホ18の約束(日本語訳)
1.このスマホは私が買いました。あなたに貸しているものです。

2.パスワードは必ず私に教えること。

3.これは『電話』です。鳴ったら出ること。私やお父さんからの電話には必ず出ること。

4.学校のある日は午後7時半に、週末は午後9時に私に返却すること。次の朝までOFFにします。友人の親が直接出る家の固定電話に電話することができないような相手とは、メールも電話もしないこと。自分の直感を信じて、他の家族も尊重すること。

5.学校に持って行ってはいけません。メールをする友人とは直接話をすること。メールより顔を見て声を聞くこと。持って行くことが許された時はルールに従うこと。

6.壊してしまったら、修理費用はあなたの負担です。お手伝いをしたり、お年玉やお小遣いでやりくりしてください。アクシデントはいつおこるか分からないから準備しておくこと。

7.このスマホを使って嘘をついたり、人をバカにしたり、傷つけたりするようなネットの会話に参加しないこと。

8.人に面と向かって言えないことは、 SNS やメールでしないこと。

9.友達の親の前で言えないことは、 SNS やメールでしないこと。

10.ポルノ禁止。私と一緒に楽しめる情報を共有しましょう。何か分からないことは私やお父さんに尋ねてください。

11.公共の場ではマナーモードか電源 OFFに。ルールを守ること。

12.大事な部分や恥ずかしいポーズの写真を友人やネット上の知らない人とやり取りしないこと。一度ネットに載せた写真は消えません。巨大なネットの力から自分を守りましょう。人生を台無しにしないために・・・。

13.写真や動画すべてを記録する必要はありません。リアルタイムに心と五感で感じることを大切にしてください。その記憶のほうが『素晴らしい』のです。

14.スマホを持たない日や時間をつくりましょう。そのことに不安を持たないこと。スマホに依存し、振り回されない堂々とした生き方をするために大切なことです。

15.良い音楽をダウンロードして聴いてください。せっかくの高機能なのだから 活用し視野を広げてください。

16.ときどき、昔ながらのゲーム、ワードゲーム、パズル、知能ゲーム等で遊びましょう。

17.あなたの周りの世界を見ましょう。人と話し笑いましょう。なんでも『ネット検索』しないで自分で考えましょう。

18.私との約束を守れなかった時は、このスマホをあなたから没収します。そして一度、話し合いやり直しましょう。あなたと私はチームメイトです。何かを学びながら一緒に考えて歩みましょう。『いつもそばにいるからね』

一度、お子さんに相応しい使い方、家庭のルールをお子さんと一緒に考えてみませんか。

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