文部科学省のページを見ると「幼稚園教育について」で目的・目標が次のようにある。
■目的・目標
- 幼稚園は、幼児を保育し、適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。(学校教育法第77条)
- 幼稚園は、前条の目的を実現するために、次の各号に掲げる目標の達成に努めなければならない。(学校教育法第78条)
- 健康、安全で幸福な生活のために必要な日常の習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること
- 園内において、集団生活を経験させ、喜んでこれに参加する態度と共同、自主、自律の精神の芽生えを養うこと
- 身辺の社会生活及び事象に対する正しい理解と態度の芽生えを養うこと
- 言語の使い方を正しく導き、童話、絵本等に対する興味を養うこと
- 音楽、遊戯、絵画その他の方法により、創作的表現に対する興味を養うこと
■教育時間・週数
- 1日4時間を標準(幼稚園教育要領)年間39週以上(学校教育法施行規則第75条)、夏季休業・冬季休業有り(学校教育法施行令第29条
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1月3日の記事に書いているが、「学校教育法」で、きめられているという根拠からも、幼稚園は、「学校」である。
「適当な環境を与えて、その心身の発達を助長すること」を目的するということを、日常の保育で実践する場所である。
■これを、実際の日々の教育にいれていくことを計画しすすめています。
①教育計画
大きく言えば、「西脇幼稚園教育計画を見れば、わかります」というように、計画的にすすめたいのですが、子ども達の様子とあわせながらすすめる必要もありますから、年間を通した計画には細かいところまででなく、大まかな流れが記載されています。
②月末に担任・補助と園長の会
西脇幼稚園では、1月ごとに、担任と園長面接との懇談をし、「現状の課題」「めあて」「具体的取り組み」を確認しています。
そして、具体的取り組みをした結果、「子どもの変化」を共有することにしています。
■12月21日に、12月の振り返りの担任・補助と園長の会を、各学年それぞれ持ちました。
≪3歳≫
■2学期の課題:①友達の話を聞けるように。また、やさしく友達に言えるように
②基本的生活習慣の確立
■取り組みと、結果:
①ハッピーちゃんの話を読み、「ハッピーちゃん」のイラストを保育室に置き、今日の優しかった行為を「ハッピーちゃんと、一緒だね」と、ハッピーちゃんを合言葉にしていた。子どもから、「僕もハッピーちゃんだ」と、優しさを意識する姿も出ている。また、やさしさを頑張っていることを帰りの会で言えるようになっている。
結果、友達が困っていたら、助けてあげ、相手に優しい姿が見られるようになってきている。
②タイミングよく、出来た時に、認めることを大事に。できるように、見守る。手本を見せる。
■2学期末のクラスの様子と、3学期のめあて
自分からやろうとする積極的な姿を認め、諦めずに取り組もうとする力を付ける。
①ともすると簡単に「できない」と、教師に手伝ってほしい姿が、全体的に見られる。そばで、「できるよ」と励ましの言葉を大事にし、「自分もできる」という意識を持たせたい。
基本的生活習慣の確立を援助する
②トイレトレーニング。お箸が使えるように。
⇒お箸の使い方を、「遊び」として取り組む工夫を考える。
■取り組み
・何かをしている時は、じっくりと時間を持ったり、十分に何かに向かう姿勢を応援する。
・できた時、教師だけでなく、友達からも「できたね」と、ほめてもらう声を
⇒達成感。成就感
自分を積極的に表現しようとする子どもに
≪4歳≫
■課題:
子ども自身が持っている素敵な姿をしっかりと自信を持って表現できるように
■現状と取り組み
「みんなの前で積極的に発表できるような、自分を表現する子どもに」
・朝の係活動での発表の機会を持っ。
・みんなの前に出る活動を持つ。毎日、いいこと見つけの発表。
⇒見せ合い、認め合う場をしっかり持つことで、自信をもって発表したくなる子祖ビどもに。
■自信を持つ子を育てるために
⇒成長を確認できる、遊び環境づくり
長縄・・・「できるようになった」と、自分で成長部が感じられる環境づくり
≪5歳≫
■2学期のめあて
「クラスの仲間意識を高め、力を合わせたり、1つのことを取り組んだりできる。」
■取り組みと成果
・取り組み:話し合う機会を持った。また、力を合わす取り組みも大事にした。
・結果:1学期は、友達とけんかしても、先生に訴える事が多かった。しかし、子ども達同士で、解決する姿が見られるようになった。二学期の生活発表会では、1学期の運動会の時よりも、自分たちで、どうしたいのか、考えたり、教え合ったり、チームで話し合ったりと、力を合わせる取組ができた。
チームで力を合わせることができたり、仲間意識ができるると共に、自治の力が少しついてきたようである。
■3学期のめあて
①「聞く態度」を身に付ける
・朝の会は、二学期から就学を意識し、椅子に座ってしている。その朝の会をさらに変化して、「椅子に座ってきちんと、先生の話や、友達の話を聞く姿」を大事にしたい。
・立腰を定期的にし、心を静かにする場作りをする。
②自分に自信をつける
・当番活動を続ける。
・朝の会の司会等、自分を出す場を多くつくる。
■改善
・外遊びが少なくなってきているので、外遊びの時間を確保する。
⇒成長できる、楽しいを感じる。遊びたくなる、遊び環境づくり
※自分から外遊びを楽しめる、環境の工夫を、補助の先生全員にお願いした。
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