和歌山市立西脇幼稚園

「シューズのお部屋に」

3歳の子ども達が、先生と一緒に、電車になってトイレまで来ました。

「バレーシューズ、どこにおいたらいいかな」と、先生が声かけすると、「シューズのお部屋」に子ども達が揃えて置き始めました。先生は「上手!ちゃんと、シューズのお部屋にいれてあげたね」と、成功感を味わう言葉がけをしていました。

①「シューズはここに置きます。」と、②「どこに置いたらいいかな」の①と②は、全く違った声かけです。「疑問形で子どもにたずねる。そして、良い行動ができたことを認める」の方は、子どもが自分で良い方向を見つけ出す声かけです。できれば、「子どもが、自分で問題解決する」声かけをしたいと考えています。「自分で判断して行動する力」の芽を養う教育の場としたいのです。①のように、さきさきに答えをこちらから教える声かけは、出来て当たり前ということになり、自分で問題解決しようとする姿を育てる事につながらないからです。

シューズのお部屋に、自分で考え、きちんとおける3歳さん。すばらしいです。もちろん、きちんとおける具体的なシューズの絵をそこに貼って、その気にさせる環境をつくっている先生の支援がそこにはあります。「頑張ることができる子供の後ろには、それを支える教師の取組がある」と、考えています。

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