有功東小学校保護者 様
平素は、学校教育にご理解ご協力いただき、誠にありがとうございます。
今年度も残すところわずかになりましたが、子供たちは、一年間のまとめをがんばっています。
さて、「森の願い」主催の講演会が行われます。春季休業中の3月29日(土)和歌山県民文化会館大ホール14:00開演となっております。
テーマはごみ問題について考えることのようです。
是非、ご家族でご参加ください。
1月23日(木)、晴天のもと、紀美野町農村総合センター・紀美野町文化センターに、有功東小学校 5年生の児童が森林教室に行ってきました。
2クラスの一方が農村総合センターで、森林、林業の話を和海紀森林組合の方から聴かせていただきました。もう1クラスが紀美野町文化センター近くの人工林で間伐体験をさせていただきました。後に、お話を聴くクラスと間伐体験のクラスが入れ替わりました。
子供たちは、ラワンの木の種のつくりを工作し、飛ばして遊ぶなかで、植物が仲間を増やす知恵に感動していました。
山に入ったときには、木に、「受け口」と「追い口」という切り口を、のこぎりを使って作りました。木にまかれた綱をみんなで「よいしょ。」というかけ声のもと引っ張り、どっしーんという音とともに木を倒すことができました。そして、木を輪切りにして、お土産に持って帰りました。
5年生の子供たちは、森林の中に入ったり、座学で森林の役割等を教えてもらったりして、思いっきり自然と触れ合い、知識面でもたくさん学んだ一日でした。ヒノキの香りでいっぱいになった心地よいバスで帰りました。
10月28日(月)の3、4時間目に、劇団風の子関西さんによる観劇がありました。作品名は「がんばれ、かわず君」です。
夏休みにおばあちゃんの家にやってきた小学4年生のたけし君は、ある川で河童の子「かわず君」と出会います。愛らしいかわず君をおばあちゃんの家に連れて帰りますが、おばあちゃんは、河童には河童の住む世界がある。親もきっと心配しているからかわず君をかえして来なさいと言います。
大切に見守るからとおばあちゃんの話をさえぎるたけし君でしたが、たけし君が登校日の学校から戻ると、おばあちゃんとかわず君はいなくなっていました。トントントンと戸を叩く音があり、開けると、そこにはかわず君の親がかわず君を返せと入ってきたのでした。やっとのことでかわず君の親を外に出したたけし君でしたが、不安な気持ちになるのでした。
弱ってきていたかわず君をなんとかしようと奔走していたおばあちゃんがかわず君を連れて帰ってきました。かわず君を川にかえす方法とかわず君のことを心配し待っている家族のことを必死に伝えるおばあちゃんの言葉に、たけし君もようやくかわず君をかえす決心をしました。
もと居た場所に戻り、元気になってうれしそうなかわず君の様子をみて、たけし君も心から喜びました。
劇団員のみなさんの迫力ある演技や歌唱に引き込まれながら子供たちは、目を輝かせて劇を観ていました。
本当に、たけし君やかわず君が有功東小学校にいるかのようでした。子供たちは体育館から教室に戻る間際、たけし君とかわず君、劇団の方々と言葉を交わしながら戻りました。生の演技をみて心が動かされた時間でした。