9月16日に森林教室(緑育推進事業)の事後指導がありました。

今回も高野町森林組合から「くまさん」たちが来てくれ、半田ごてを使ったウッドバーニングを教えてくれました。
使用する木は、先日子どもたちが力を合わせて切り倒したヒノキです。
渡されたヒノキからはいい匂いが香ってきました。

半田ごての温度を400度まで上げ、ゆっくりと焼き付けを行っていきます。
ゆっくり過ぎると焦げ付いてしまい、早く動かしすぎると色が浅くなってしまうところが難しくも楽しいところでした。

それぞれの個性が光る作品が完成しました。
森全体の成長を守るために、不要な木を伐採(間伐)し、その木を無駄にせずアート作品に仕上げる。子どもたちも自然の尊さを学んだ森林教室になったことでしょう。
9月3・4日に高野山合宿へ行ってきました。
9月とはいえ、大変暑い日が続いていたので熱中症が心配でしたが、
当日は涼しい雨も降り、過ごしやすい気候でした。

まずは奥の院にてウォークラリーです。
子どもたちは、チェックポイントを探しながら、自然の中を歩き、600歳の杉の木や、有名な戦国武将や企業のお墓、珍しい昆虫にも出会い、高野山について学びました。
その後、公園で昼食を済ませ、午後からは、間伐体験です。

「木を伐採する」と聞くと、森林伐採のイメージが沸きますが、不要な木を伐採する「間伐」は、森林全体を健康に保つために必要なのです。
ここでは、ロープ掛け、のこぎりの使い方を教えてもらいました。

森林組合の方がロープを引くと、だんだん輪っかが木を登っていくのに、児童がロープを操っても全くロープが上がりません。しかし次第にコツをつかみ、自身の上達具合に喜ぶ子どもたち。

その後、みんなで力を合わせてロープを引っ張り、
太くて長い木を倒すことができました。
ドーンと響く大きな音がして、歓声があがりました。

さあ、いよいよみんなが楽しみにしていた
宿坊「三宝院」に到着です。
自分の部屋に入り、ほっと一息。そして精進料理を食べる時間がやってきました。
自分たちでご飯や天ぷら、お茶を配膳し、いただきます。

合宿に向かうバスの中では、「精進料理食べられるかな?」と不安そうだった子も「おいしい、おいしい」「精進料理最高!!」とパクパク食べていました。
その後、雨だったのでムササビ見学が中止になり、阿字観(瞑想)体験をすることになりました。
半座禅を組み、呼吸を整えます。
1200年続く高野山の伝統や生き物の命のありがたさを感じることができました。

翌日は早朝から朝のお勤めに参加し、その後おいしい朝食をいただきました。
そして、待ちに待った高野町散策です。

高野山の街並みに魅力を感じながら、和歌山市と違うところや高野町の名所を見学しました。
もちろん高野山の特産物もお土産に購入。
高野山での最後の活動は、カレー作りでした。飯盒で炊いた白米はふっくらやわらかで、とてもおいしかったです。


高野山合宿では、実際に高野山の伝統に触れ、様々な体験ができました。
この経験を胸にこれからの大きな行事を成功させてもらいたいです。
五年生では今年度、9月に高野町で森林体験教室を行う予定です。
それに向けて、7月17日に森林教室の出前授業が行われました。

まずは、「林業」についての説明を受けました。和歌山は人工林が多く、森林率も全国で6位、県土の77パーセントが森林となっています。そんな木の国「和歌山」では、木を育て、木を切る「林業」はとても大切な仕事の一つです。
森林は、空気をきれいにしたり、水を貯めて洪水を防いでくれたりしてくれています。そのような森林としての役割を十分に果たしてもらうために、木の手入れが必要となります。
後半は、実際に高野山の土と太田小学校のグラウンドの土の重さの吸水率を比べました。高野山(森林)の土は、軽くふかふかで、水をたくさん吸収します。これが、森林が「森のダム」と呼ばれる所以です。

最後に、現代の伐採道具と昔の伐採道具を比較しました。実際にヘルメットやイヤーマフ、チェーンソーなどを装着した現代の作業スタイルと、手ぬぐいを頭に巻き、大きなのこぎりを持った昔の作業スタイルを身にまとい、記念に写真を撮りました。

林業の道具を目にし、子どもたちは大変楽しそうな時間を過ごしました。
森林教室、当日が楽しみです。
4年生では社会科で「ごみの始末と活用」について学習しています。学習の一環として和歌山市役所一般廃棄物課から職員の方をお招きし、教室で和歌山市のごみ処理の現状やリサイクルについてお話をしていただきました。
7月17日(金)の6時間目に、集配センター北事務所の職員の方に来校していただき、実際集配業務で使用しているパッカー車を使いながら、ごみの集め方などを説明していただきました。子供たちは熱心にメモをとりながら学習していました。
