9月3・4日に高野山合宿へ行ってきました。
9月とはいえ、大変暑い日が続いていたので熱中症が心配でしたが、
当日は涼しい雨も降り、過ごしやすい気候でした。
まずは奥の院にてウォークラリーです。
子どもたちは、チェックポイントを探しながら、自然の中を歩き、600歳の杉の木や、有名な戦国武将や企業のお墓、珍しい昆虫にも出会い、高野山について学びました。
その後、公園で昼食を済ませ、午後からは、間伐体験です。
「木を伐採する」と聞くと、森林伐採のイメージが沸きますが、不要な木を伐採する「間伐」は、森林全体を健康に保つために必要なのです。
ここでは、ロープ掛け、のこぎりの使い方を教えてもらいました。
森林組合の方がロープを引くと、だんだん輪っかが木を登っていくのに、児童がロープを操っても全くロープが上がりません。しかし次第にコツをつかみ、自身の上達具合に喜ぶ子どもたち。
その後、みんなで力を合わせてロープを引っ張り、
太くて長い木を倒すことができました。
ドーンと響く大きな音がして、歓声があがりました。
さあ、いよいよみんなが楽しみにしていた
宿坊「三宝院」に到着です。
自分の部屋に入り、ほっと一息。そして精進料理を食べる時間がやってきました。
自分たちでご飯や天ぷら、お茶を配膳し、いただきます。
合宿に向かうバスの中では、「精進料理食べられるかな?」と不安そうだった子も「おいしい、おいしい」「精進料理最高!!」とパクパク食べていました。
その後、雨だったのでムササビ見学が中止になり、阿字観(瞑想)体験をすることになりました。
半座禅を組み、呼吸を整えます。
1200年続く高野山の伝統や生き物の命のありがたさを感じることができました。
翌日は早朝から朝のお勤めに参加し、その後おいしい朝食をいただきました。
そして、待ちに待った高野町散策です。
高野山の街並みに魅力を感じながら、和歌山市と違うところや高野町の名所を見学しました。
もちろん高野山の特産物もお土産に購入。
高野山での最後の活動は、カレー作りでした。飯盒で炊いた白米はふっくらやわらかで、とてもおいしかったです。
高野山合宿では、実際に高野山の伝統に触れ、様々な体験ができました。
この経験を胸にこれからの大きな行事を成功させてもらいたいです。