園庭に飛行機型の遊具があります。子供たちもその遊具で遊ぶのが好きです。 5歳児ゆり組がその遊具を使って、レスキューの訓練が始まりました。 いつも使う滑り台や雲梯ではないところをを使って、訓練をするようです。 高さを調節するために、先日から使っているコンテナをもってきました。
「ここにひもをつけて、そこから登れるようにしたいな~」「それいいな」と、5歳児ゆり組が、リボンを持ってきました。セロテープでつけようとしますが「それやったら落ちるで」「くくったらええんちがう」と、今度はぐるぐる巻きにしてつけました。

少しひっぱってみましたが、うまくいきません。「もっと、太いひもないかな」と、自分のクラスへ探しにいきました。
先生は子供たちのイメージしていることを聞きながら、「じゃあ、みんながぶら下げれるようなひもってこと?」と、確認すると「そうそう」「今幼稚園にないから、明日用意しておくね」と、子供たちと約束しました。
子供たちが帰ったあと、先生はロープを購入することにしました。どのくらいの太さがいいか、素材はどんなものがいいのか、長さは・・・子供たちが扱いやすく、安全に楽しく遊べる、そして、何よりも子供たちのイメージにあっているものかどうかを考えながら用意しました。
朝、登園してくると「先生、用意してくれた?」と聞きにきてくれ、先生が「これはどう?」と、ロープを渡すと「これいいやん!!」と、喜んでくれました。
先生たちは、一つのロープでも、遊び方・使い方が多様で子どもの活動を制限しないもの,その子なりの試しができるもの,その子な りの向き合い方ができるものを意識して用意しています。




園庭のそら豆とスナップエンドウを収穫しました。
そら豆を採りながら「面白い形!!」「くねくねしてる形もあるよ」「この中にお豆があるんやって」「どんなお豆なんやろ」「知ってる!!絵本のそらまめくんのお話でみたことあるよ」
そら豆をむくのも、子供たちに任せました。「この中、本当にふわふわしてるね」「この白いのなんやろうね」「このお豆大きい」「これはちっさいで」子供たちはこのそら豆に興味深々です。すぐに塩ゆでにして給食でいただきました。
「そら豆のなんか皮ある」「皮なんか硬いね」「こんな豆初めて食べたわ」「この豆は(スナップエンドウ)は」、皮も柔らかいで」そら豆とスナップエンドウ違いを感じながら食べていました。
自分で収穫したものを園で友達や先生と一緒に食べることで、おうちでは食べたことがないものでも、「食べてみようかな」と、思えることで、食べ物への関心が広がるきっかけになるのだと思います。
本園では、このような収穫体験を通して、色々な食べ物に親しみをもち、「食べてみようかな」という気持ちを大切にしていきたいと思っています。
園のそばの畑でイチゴを育てている方から、この冬にたくさんのイチゴの苗をいただきました。その苗が立派に育って、毎日たくさんのイチゴが出来ています。
3歳児も入園してから、毎日「イチゴないかな」と、探しにいきます。
初めは緑のものを採っていましたが、今は「赤くなってないかな~」と、赤いのを見つけられるようになっています。4.5歳児になると「大きくて、真っ赤でのんが、一番おいしいで~」と、選んで採っています。
自分で採って、自分で洗って食べるイチゴは、とっても美味しいようです。
(実は、大人は酸っぱく感じる感じるのですが・・・・)
友達と一緒に採って、友達と顔を見合せながら「おいしいね」と笑顔になっている姿は、
微笑ましいですね。


4歳児すみれ組と5歳児もも組が、ダンゴムシの絵本を見ました。
その中で、ダンゴムシの食べるものについてのお話がのっていました。

子供たちも「ダンゴムシの食べるもの いっぱいあるな~!!」と、興味をもっていたので、次の日、担任の先生が、その食材を持ってきてくれました。
「人参入れてみよう」「白菜(本当はキャベツなのですが)もどうかな」どんどん入れてみますが、なかなかダンゴムシは食べません。

「みんなに見られているからじゃない」「土は??」「もう少し見てみようよ」
園庭でいちごを採っていた3歳児が、「これやっぱりいらんわ」というのを聞いて、「じゃあ、ちょうだい!ダンゴムシのごはんにしよう!」と、ケースに入れます。
しばらく見ていると「いちごのこと気に入っているみたい」「いちごが一番好きなのかな」
「でも絵本では、ビスケットもいれてたで」そこに先生が「ビスケットではないけど、これもお菓子よ」と、クッキーのようなものをくれました。
「きっと、お菓子のほうが好きやと思うな~」「だって」、甘いしおいしいもん」
ダンゴムシケースにはいろんなご飯が入りました。
さて、どれが一番だんごむしさんはお気に入りなのでしょうか???
次の日、登園してきた子供たちは、さっそくダンゴムシの様子を見に来ていました。

「イチゴのところ、穴あいてる」「ピーマンにもいっぱい集まってるよ」
「おかしより、イチゴのほうが好きなんや」「ピーマンはなんで好きなんやろ」
降園ときに、保護者の方に子どもたちの様子お伝えしたころ、保護者の方も興味持って聞いてださり「先生、ごまもいいですよ」と、教えてれました。
さっそく、昨日の方から教えてもららった『ごま』をいれてみます。

さあダンゴムシさんは気に入ってくれるでしょうか?
保護者の方と、こうして子供たちの姿を共有しながら、保護者の方にも保育に関心持っていただけることは、本当に嬉しいことです。
園庭にこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。3歳児もも組さんは「大っきいお魚~」と、手を広げてつかもうとしています。
お父さんこいのぼりのしっぽがつかめそうで、なかなかつかめません。そこへ5歳児ゆり組さんが、長椅子を持ってきてくれました。
「やった~」と、椅子にのぼって手を差し出しますが、まだ届きません。
5歳児は、じゃあ・・・と少し考えて、園庭を見まわします。
2つのコンテナをもってき「これだったらいけるよ」と、3歳児をのせてあげます。
「やった~お魚さん、触れたよ!!」コンテナを持ってきた5歳児ものってみました。
「魚、さわれてよかった」と、3歳児も5歳児もとても嬉しそうでした。
5歳児も3歳児が喜んでいる姿を見て笑顔になっていました。
5歳児になると、どのくらいの高さのものを用意すればいいのか予想し、そして、それが園内のどのこにあるのかを把握しています。そういう力が育っているのは、子供たちが、日ごろから、積極的に園内の環境にかかわっているからだと思います。
