11月16日(水)
今、国語で学習している「ちいちゃんのかげおくり」で、出てくる「かげおくり」が本当にできるのか休み時間に検証しているところです。よく晴れた屋外で10秒ほど瞬きせずに自分の影を見つめ、その後、空を見上げると、青い空のスクリーンに白い自分のシルエットが写るのです。
11月4日(金)
本日10時に緊急地震速報訓練放送にあわせ、本校も地震・津波を想定した避難訓練を行いました。10時ちょうどに地震発生の放送が入り、その3分後に「大津波警報」が発表された想定です。運動場へいったん集まるのに4分30秒。その後、中団地からと大年神社から2手のルートに分かれて貴志中学校へ向かって避難しました。1年生はペア学年の6年生に、2年生は5年生に手をつないでもらいました。真剣な表情で10時30分に全員到着。
貴志南小学校の海抜は2.5m。一方、貴志中学校は40mもあります。和歌山県南方沖で地震発生した場合、本校に津波到達するのに50分超あると言われます。ただあくまでも想定です。また、実際地震が起きると、訓練のようにルートどおり移動できるとは限りません。家屋が倒壊していたり、火災が起きていたり、ガラスが飛び散っていたり、信号が消えていたりと様々な障壁があることでしょう。そのような中、今日のように落ち着いてすばやく移動できることが大切ですね。
2週間前の参観日中に和歌山市で震度3の地震(鳥取地震)があったように、いつ起こるかわかりません。当然家で一人でいるときや夜中のことも、休日のときもあるでしょう。日ごろから家族で様々な場面を想定し、どう避難するのか、どこで待ち合わせるのかなど話し合っておきましょう。
10月25日(火)
今日は橋本市の中学校の先生が出前授業をしに来てくれました。4年生はこれまで国語で「だれもが関わりあえるように~手と心で読む~」の学習をしました。その上で、実際に点字ペンを使って、自分の名前などを打ってみました。
今日は、自分たちと同じ年の頃、病気によって視力を失いながらも、あきらめずに大学まで進学し、今は、橋本市の中学校で社会科の先生になっている方に出前授業をしてもらえることになったのです。白杖があっという間に手品のようにコンパクトに縮んだり、子どもたちが作った名前や自己紹介を打った点字カードや社会科教科書の点字教科書をすらすらと読み取ったり、音声で自分が打った文章が聞けるパソコンを見せてくれたり、点字をあっという間に打てるワープロを紹介してくれたりと驚きの連続でした。
クイズ形式で、視覚障害について教えてくれたのですが、板書の代わりに音声の出るパソコンで即座に問題文を作ってスクリーンに映すのです。
そのクイズの中で、最近よく起きている駅のプラットホームからの転落事故は深く考えさせられたようでした。また、思いやりをもつ大切さ、「何かお手伝いすることはありませんか」の声掛けの大切さなども教わりました。温かく子どもに接してくれる優しい口調の先生で、1組~3組と3時間ぶっ通して授業してくれました。とてもいい学習ができたと思います。