和歌山市立 貴志南小学校

手と心で読む

10月25日(火)

今日は橋本市の中学校の先生が出前授業をしに来てくれました。4年生はこれまで国語で「だれもが関わりあえるように~手と心で読む~」の学習をしました。その上で、実際に点字ペンを使って、自分の名前などを打ってみました。

今日は、自分たちと同じ年の頃、病気によって視力を失いながらも、あきらめずに大学まで進学し、今は、橋本市の中学校で社会科の先生になっている方に出前授業をしてもらえることになったのです。白杖があっという間に手品のようにコンパクトに縮んだり、子どもたちが作った名前や自己紹介を打った点字カードや社会科教科書の点字教科書をすらすらと読み取ったり、音声で自分が打った文章が聞けるパソコンを見せてくれたり、点字をあっという間に打てるワープロを紹介してくれたりと驚きの連続でした。

クイズ形式で、視覚障害について教えてくれたのですが、板書の代わりに音声の出るパソコンで即座に問題文を作ってスクリーンに映すのです。

そのクイズの中で、最近よく起きている駅のプラットホームからの転落事故は深く考えさせられたようでした。また、思いやりをもつ大切さ、「何かお手伝いすることはありませんか」の声掛けの大切さなども教わりました。温かく子どもに接してくれる優しい口調の先生で、1組~3組と3時間ぶっ通して授業してくれました。とてもいい学習ができたと思います。

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