本日、避難訓練を実施しました。地震が発生し、その後、火災が発生したという設定で行いました。訓練でしたが、生徒は大まじめに取り組んでいました。
まず、机の下にもぐって頭を守りました。地震のゆれで机が飛んでいかないように、机の脚をつかんで、押さえている生徒も多く見られました。さすがです!
そのあと、無言で移動を開始しました。
本来なら運動場に避難するのですが、今回は、前日の雨の影響で地面がぬかるんでいたため、体育館に集合しましたが、みな、素早く行動できていたと思います。
「備えあれば憂いなし」と言いますが、日頃から今日のような訓練などを通じて、災害への心づもりをしておくことが、命を守るということにおいて、とても大切です。いざという時、「自分の命を守る!」、このことに尽きます。
さて、体育館では、次のようなことを話しました。
避難場所まで移動するときの合言葉、「おはしもち」です。
避難するときは、
お(押さない) みんなで整然と移動しましょう。
は(走らない) 階段などもありますから安全に移動しましょう。
し(喋らない) 安全に移動することに集中しましょう。
も(戻らない) 忘れ物より命が大切です。
ち(近づかない) 危険な場所を避けて移動しましょう。
今回は、理科室で火災も発生したという設定でしたから、理科室には近づかないように避難しなくてはなりませんでした。さらにこの後、津波が来ることになれば、さらに避難行動をとることになります。
実際の災害は、自分がどこにいるときに発生するかわかりません。運動場にいるときに地震が来るかもしれません。そうするとネットやゴールポストが倒れるかもしれません。トイレにいるときに火災に見舞われる可能性もあるでしょう。家にいるときかもしれないし、外出しているときや登下校中かもしれません。時と場合によって、とるべき避難行動や避難経路が変わります。どんな場面でも、自分の命を自分で守ることができるよう、日頃から考えておいてほしいものです。
最後に、避難する場所を家族で確かめておいたり、非常用持出袋を用意しておいたり、家の中の家具などが倒れてこないようにしておいたり、家族ともよく話し合って、いろいろな対策をしておくと安心です。今日の訓練を機会に、できることからやってみてほしいと伝えました。
この記事をご覧の皆様のご家庭では、いかがでしょうか。