世界津波の日に合わせて、避難訓練を行いました。10時に大地震が起こったという設定で、緊急地震速報が流れました。教室では机の下に隠れて、自分を守ります。「揺れがおさまりました。直ちに運動場に避難してください。先生の指示に従って、走らずに静かに行動しましょう。」という校内放送で、避難が始まります。みんな真剣な表情でお話することなく、素早く運動場に向かいます。約4分後、全員運動場に避難することができました。そこでは、想定外に大きな地震の場合は、今避難してきたようにスムーズに通れない場合があり、違う道を通る場合もあることと、落ち着いて先生の話をよく聞くことが大切なことを話しました。

その後、大津波警報が発表されたことを想定して、校舎4階に二次避難しました。被服室に1.2年生、コンピュータ室に3.4年生、廊下に5.6年生が集まり、避難が完了しました。とてもスムーズにここまで移動できました。全員が避難訓練の意味を理解し、大事なことなんだと思っている様子でした。ここでは、津波は何度も押し寄せては引いてということを繰り返すので、おさまるまでかなり時間がかかること、お家の人が迎えに来てくれるまで、どれくらいここで居ないといけないかわからないことなどを話しました。また、世界津波の日の由来である濱口悟陵の「いなむらの火」の話も行いました。

修学旅行のすべての行程を無事終え、学校に帰着しました。全員安全に到着することができました。子どもたちの表情には疲れた様子も見られましたが、それよりも楽しかったという満足した思いの方が色濃く見られました。ご協力いただいたバスの運転手さんやガイドさん、添乗員さん、写真屋さん、そして何より保護者の皆様、本当にありがとうございました。

2日目最初の見学場所は銀閣寺です。修学旅行の団体では、三田小学校が朝1番だったので、かなりすいている状態での見学になりました。バスガイドさんが国宝の観音殿や東求堂、庭にある砂の向月台などについての説明をしてくれました。朝のすがすがしい空気の中、わびさびの世界を堪能できました。

1日目の見学を終え、今晩の宿舎、日昇別荘橘館に到着しました。あたりはもう真っ暗です。ロビーに集まって、「今晩一晩よろしくお願いします。」と挨拶しました。その後、食事、入浴と続き、10:00に消灯しました。東大寺、清水寺などよく歩いたのでみんな疲れて、ぐっすり眠ってくれると思います。

1000体の立ち姿の千手観音像の荘厳さに圧倒されました。真ん中にはひときわ大きい千手観音坐像がありました。バスガイドさんの話によれば、千手観音像というのは右に20,左に20の手があり、その一つ一つが25の救いをしてくれるらしく全部で1000の救いの働きを表しているそうです。それがさらに1001体あるのですから、三十三間堂のすごさがわかりますね。館内は撮影禁止でした。
