和歌山市立 三田小学校

学校研究

研究のテーマ
「互いのよさに気付き、自他共に大切にする子供の育成を目指して」

  ~授業づくり、人間関係づくり、環境づくりを通して~

研究の内容
 児童が安心して学ぶことができる環境や風土をつくり、認め合い高め合う仲間づくりを推進することで、児童は持っている力をのびのびと発揮し、自尊感情や自己肯定感を高めることができるであろうと仮説を立て、次の3点について調査研究を進める。
人権教育の基盤指導をすることで、よりよい人間関係をつくることができるか。
人権教育の直接指導をすることで、人権についての理解を深め、知識を学ぶ機会を設け、目指す姿を共有しながら、安心できる雰囲気づくりや認め合う仲間づくりなど、人権感覚を豊かにすることができるか。
学びの地盤指導をすることで、学級経営や基本的生活習慣を固めることができるか。

研究実施方法
人権教育の基盤指導(よりよい人間関係づくりのための取組を行う。)

・高齢者の人権については、1年生から特別の教科道徳を中心に「人間の尊厳、自己価値及び他者の価値を感知する感覚」などの価値的・態度的側面を系統立てて育てていき、1、2年生の生活科や3年生からの総合的な学習の時間では、地域の高齢者や高齢者福祉施設との交流等、保護者や地域とのふれあいを大切にした行事や取組を実施する。また、インターネットによる人権侵害については、特別の教科道徳における「情報モラル」についての系統立てた取組に加え、特別活動や生活指導においてSNSによる人権侵害、6年生社会科における基本的人権について学習する。
・友達同士のいじめなどに気付くための友達関係を振り返るアンケートを全ての学年で項目をそろえて複数回実施することで学年間だけでなく、1年間の取組の成果を比較する。
・ゲストティーチャーや地域ボランティアなど様々な人との出会いや体験活動を通して学ぶ学習カリキュラムを構築する。
・子供たちの主体性を大切にした児童会活動、委員会活動等での肯定的な評価を継続的に行う。

人権教育の直接指導(人権についての理解を深め、知識を学ぶ機会を設け、目指す姿を共有しながら、安心できる雰囲気づくりや認め合う雰囲気づくりなど、人権感覚を豊かにする取組を行う。)
・児童の発達の段階に応じた人権についての知識や理解を深めるため、思考ツールやアンプラグドプログラミング的思考を用いて学習カリキュラムを構築する。
・教職員の人権感覚を高めるため、第3次とりまとめでの資料や、和歌山県人権学習プラン等を参考にした人権教育について学習する校内研修会や講演会等を実施する。
・人権尊重の視点を踏まえた授業実践、道徳教育を行う。

学びの地盤指導(学級経営や基本的生活習慣を固める取組を行う。)
・「めあて」と「まとめ」を関連させた問題解決的な授業展開の在り方の研究を行う。
・学び合いを支える学習規律(相手にはっきり伝える話し方、反応を伴った話の聞き方、分からないことが言える雰囲気等)を徹底する。
・学び合いのある授業が目指す姿を明確にし、関わり合いながら学びを深める授業スタイルを構築する。
・朝学や基礎学の時間等を利用した基礎学力の定着と学ぶ意欲を高める取組を実施する。

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