和歌山市立 太田小学校

5年生 高野山合宿

8月29日・30日と高野山合宿へ行ってきました。高野山の気候は、市内よりも5度ほど低く、とても過ごしやすかったです。

まずは、一の橋に到着し、さっそくウォークラリーです。
子どもたちは、チェックポイントを探しながら、自然の中を歩き、600歳の杉の木や、有名な戦国武将や企業のお墓、珍しい昆虫にも出会い、高野山のについての知識が少し広がりました。

 

奥の院に到着すると、弘法大使(空海)に食事を御供所から御廟へと運ばれていくところに出会いました。

 

 

 

午後からは、間伐体験です。間伐の必要性を教わり、樹齢約40年のヒノキの伐採に挑戦です。まずは受口作りからです。子どもたちは、交代しながらのこぎりで切っていきます。簡単そうに見えていたのに、いざ体験してみると非常に難しく、のこぎりの刃が木に引っかかったり、リズムよく動かせなかったり苦戦していました。しかし、次第に木を切るコツをつかみ、追口を作り終えました。最後は、みんなで力を合わせロープを引っ張り、木を倒します。タイミングを合わせ、木を倒すと足に響くほど大きな音がして歓声があがりました。

さあ、いよいよ宿泊する三宝院に到着です。
夕食は楽しみにしている精進料理です。「苦手だったけどおいしかった」「想像していたのと違った」と感想を聞かせてくれました。

翌日、6時半からの朝のお勤めでは、「この世の生きとし生けるものを大切にし、命をいただくことに感謝しながら、今自分のできることをしっかりやっていってください」とお話しくださいました。

朝食後は、森林散策です。
高野山の山には400歳の大きな一本杉があり、昔の人は道に迷わないように、この杉を目印にしていたそうです。大きな一本杉からは、たくさん枝が生えていて、近くに植えられている杉とは違い、とても迫力がありました。また、三本杉を呼ばれている杉を超えると、きれいな川があり、カエルやメダカなどがいて、少しの休憩を楽しみました。

 

昼食後、班毎に課題探究のための散策です。お土産も少し買いました。高野山には、海外からの観光客がたくさんいてインタビューをしている子もいました。街並みは、都市から遠く離れ、山々に囲まれる町そのものが一つの聖域をなしています。市内とは違い景観を損なわないように工夫がされています。コンビニや、薬局、銀行も街並みに溶け込んでいます。

高野山合宿では、実際に高野山の魅力に触れ、初めての間伐体験や、宿坊体験、普段歩かない山道など五感をフル活用し高野山を味わうことができました。
ご祈祷していただいたお守りも大切にてくださいね!

 

 

 

このページのトップに戻る