今年の節分は2月2日でしたが、幼稚園は今日、みんなで豆まきをしました。
園で収穫した大豆をじっくり炒ります。おはしで大豆をころころすると「いいにおい~」「食べられそう」「だんだん硬いお豆になってきたね」豆まきは生の豆ではなく煎り大豆を使うのは“まいた豆から芽が出る”すなわち邪気が芽吹くことを防ぐためと考えられています。そのほか、煎り大豆には鬼を「射る」効果があるから、という説もあるそうです。
炒り終わった豆を持ってみんなで豆まきをしました。子ども一人ひとりの想像力や感じ方を尊重したいと考えて、園では鬼はあえて登場しませんが、「ここから鬼が入ってくるかもしれないよ」「門のところから入ってくるかもしれないからまきにいってくるわ」「でっかい鬼が入ってきそうやな」「ここにもまいとこ、鬼はそと~!!」一人一人どんな鬼がやってくるのかどこから来るのかイメージしながら豆まきを楽しんでいました。







今日の献立は『クジラの竜田揚げ・ゆかりあげ・みそしる』です。
くじらの竜田揚げは、和歌山の給食では定番です。今日のクジラは和歌山県産です。
いつのも竜田揚げとはちょっと違いますが、「くじらって美味しい!!」「クジラのお肉おいしいわ」と、子供たちにも人気です。
ただ、少し弾力があるので、しっかりと噛まなければなりません。子供たちにとってしっかり噛むということは大切です。あごの骨が発達し、歯並びがよくなります。 また、口のまわりの筋肉がきたえられるので、口がしっかり開くようになり、言葉の発音がよくなります。 豊かな表情つくる表情筋も自然にきたえられます。園でもしっかり噛むことの大切さを子供たちに伝えています。




「見て~今日は、短いズボンと、タオルもってきた」3歳児もも組さんが登園するなり、カバンの中を見せてくれました。みんな、昨日のお知らせを覚えていてくれていたようです。「早く、足風呂しよう!!」「しようしよう!!」昨日用意した場所に集まってきました。「ここの場所寒いわ~」「もっとあったかいところでやりたい」「あそこがいい」ひなたの場所に運んでいきます。
ここからはバケツリレーです。「もっといるよ」「もっともっと」「いっぱいいる~~」「もっと運んで~」みんなで、お湯をこぼさないように運びます。子供たちの『やりたい!』という共通の目的があると自然と協力する力が湧いてきます。
「みかんの皮はこっちね」「ゆずはあっちにいれて」みかん風呂とゆず風呂になりました。
「よ~し!入ってみよう」「す~ご~くあったかい~!!!」「気持ちいい~」「ほんと最高やな」~」近くの友達と顔を見あわせながら、気持ちよさを味わっていました。入っていると「みかんの匂いするな~」「お湯も色もみかん色になってきたかも」「ゆずもちょっとだけ匂いするよ」と、みかんとゆずの香りも楽しんでいました。
一人ではなかなか足風呂はできませんが、みんなで相談して、みんなの力で実現出来たことで、楽しさも、喜びもひとしおだったように思います。






「去年の冬、ここにお湯をいれて足、洗ったことあるやん。あんなんしたいわ」と、先週から5歳児の子供たちが『足ぶろ』を計画しはじめました。
確かに、去年、砂場遊びで足を洗うときに、あまりにも寒かったので、たらいにお湯をいれたことがありました。「あの時すっごい気持ちよかった」5歳児はそのことをよく覚えていたのだと思います。
5歳児が相談した結果、子供たちの中で、お風呂に柚子を入れたことがあるという話がでてきて、「じゃあ、ゆずをいれてみよう」「みかんの皮もいいんかも」ということになりました。今日は給食で食べたみかんの皮を集めて乾かしています。
そして、みんなに持ってきてほしいものをお手紙に書いて知らせることにしました。3歳児もも組さんも、手紙を配ってもらって「明日はタオルと半ズボンもってくるんだって」と、楽しみにしていました。
お湯を入れる入れ物もセッティングしました。さあ、これで準備はOKです。
みんな明日、足湯の用意を忘れずにね。





「この石はどんな石かな?」「掘ってみよう」石堀りが始まりました。
今までの最高記録は2.8kgの石です。重さも自分たちで測ったので、よく覚えています。愛着がわいていたので、子供たちの間ではその石の名前を『2.8』とつけていました。それが、「あの2.8割れてしまったんよな~」「あの2.8なあ~大きかったのにな。」残念そうに話していました。
そして最近、見つけたとっておきの石は、石の側面は黒、底は白のすごくきれいな石でした。「これってダイアモンド!?」「それは違うで」「もしダイアモンドを見つけたらどうする?」「幼稚園のみんなで焼き肉食べに行けるんちがう」「よし、みんなで、ダイアモンドを見つけよう」と、今度は大きさだけではなく、きれいな石を見つけることに子供たちは夢中になっています。その様子を見ていた4歳児も「この石はなかなかとれないから、水をかけながらとってみよう」と、水をいれながら、少しずつ、石の周りの土を削っていました。削っていくうちに水がなくなります。「この水はどこにいくのかな」「この下のずっとずっと下にいってしまうんだよ」と、水がしみこんでいく様子に関心があるようでした。一日では、なかなか取れるくらいの大きさではないので、まだまだ時間はかかるかもしれませんが、根気よく毎日、掘っています。
石を掘りだす遊びの中で、石の重さに関心を持ったり、また石の硬さや色の違いに気付いたり、石の周りの土の感触の違いにも興味をもっています。繰り返し遊びを深めていくことで、その物の性質の理解が深まっていくように感じています。園では、子供たちの探求心を大切できるように環境作りを意識しています。
