もうすぐ幼稚園を修了する5歳児が、幼稚園最後の思い出にクラスでパーティーをしました。
自分が考えた催しをみんなの前で披露します。友達と一緒にする子、自分一人でする子。
子供たちに進行を任せています。
ゆり組の虫博士チームの2人は、得意な虫クイズです。2人が書いた絵を見てあてるのですが、なかなか当たりません。
「土のなかにいますか」「水の中にいますか」「飛びますか」「どんなものを食べていますか」答えを導き出すために、みんなもいろいろな質問をします。5歳児になってくると、言葉も豊かになり、伝える相手や状況によって言葉の使い方やその表現の仕方を変えるなど相手に分かるように工夫することが出来てくるようになります。
「正解はカミキリムシでした~」と、正解を聞いたあとも「ほんまや、よく見たら点々ついてる」と絵を見直す様子も・・・
クイズの方法もそれぞれです。
「この絵はなんでしょうか?」「1番の番号を持っている人答えてください」
難問もあり、描いているイラストを見てもわかりません。
「じゃあ、もう少しヒントをかきますね」と、今度は赤く塗ってくれます。
「それは、食べる」ものですか」「どこで使うものですか」
「これは読むものです。はじめに『しゅ』の文字はつきます」「え~???」ますます難しくなりました。
「もうわからんよ~」「答えは修了証書です」
「すご~い!!全然思いつかなかったな」「でも本当や~」
時事問題もでます。
「この絵はなんでしょう?」「何?サボテンかな?」「これはカイロス(ロケット)が発射できなくてみんなが残念に思っているところです。」さすが和歌山の子供たち。「そうや!このロケット知ってる」「と、みんな盛りあがっていました。
ひらがなクイズもあります。
「点々がついている字で、本当にある字はどれでしょうか?」
文字にも関心があるこの時期、遊びの中でも活用していく力があります。
くじ引きをする子もいました。
棒の先に〇があるとあたりです。 当たり棒の数だけ景品も用意してくれていました。
あとは、ビー玉ころころもありました。
転がす順番を「ジャンケンで決めよう」「鬼決め鬼決めで決めよう」意見が分かれます。
それも自分たちで話し合います。
そのあと、お楽しみのビンゴゲームもしました。自分で20までの好きな数字を書いていきます。
園では一人一人の子供たちがゆっくり考えたり友達と相談したり、それに向かって一生懸命、取り組む姿勢を大切にしてきました。時間がかかることもありますが、子供たちが自分でやりとげたという達成感や充実感が感じられるように意識しながら保育を行ってきました。
西脇幼稚園で時間をかけ育ててきた結果が今日のパーティーではよく表れていたように思います。