和歌山市立西脇幼稚園

セミの抜け殻があんなところに!!

梅雨明け間近になり、セミの抜け殻もあちこちに見られるようになりました。登園する際にも、「セミの抜け殻あった」と、見付けて持ってくる子も増えてきました。4歳児すみれ組さんも、園舎の高いところにくっついている抜け殻を発見しました。でも、自分たちでは取れそうな高さではありません。「そうや、長い網もってるゆりさんにとってもらおう」と、5歳児ゆり組さんを呼んできました。それでも・・・抜け殻までは届きません。5歳児ゆり組たちは、どうやって取ろうかと、考え始めました。「もっと長くなかったら無理やな・・・」「この網やったらあかんな

」「そうや!!この網、ひとつやったらあかんけど、ふたつくっつけたらいけるかも」「ふたつもあかんでみっつやで」と、虫網をテープでとめていきます。なんとか、網はつながりましたが、少しぐらぐらしています。先生たちも「もうちょっと、テープいるんちがう」と、アドバイスしたくなりますが、そこはぐっとこらえて様子をみていました。やはり、途中ではずれてしまいました。「もっと、きっつくつけやな」テープを巻きなおします。そして、抜け殻の高さまで届く長さになりました!!「もうちょっと上!!」みんなで応援します。「やった~!!」「ゲットできた~」みんなで手をたたいて喜び合いました。

このように子供たちが自分たちで考えたり、試したりする時間はとても大切です。「こうしたい」という思いに向かって、友達と相談して、予想を立てたり、手段や方法を工夫したりしていく中で、思考力の芽生えが生まれてくるのだと思います。園では、このような時間を大切にしながら保育を行っていきたいと考えています。

 

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