「ピーピー」「何の声!?」「声するよ」「どこ?どこ?」確かに声がします。
でも姿がなかなか見つかりません。子供たちと聞き耳を立てて、鳴いている方に目をやると・・・ 小さな丸い穴があいていて、そこから小さな顔をのぞかせました。
「小鳥さんだ!」「小さいね」「赤ちゃん!?」しばらくすると、縞模様の小さな鳥がくちばしに何かを加えて、その木の中にいる小鳥に食べさせていました。
「かわいい!!お母さんかな」「何食べたんだろうね」「虫じゃないかな」物知りの5歳児が教えてくれます。
先生たちも「何の鳥なんだろ」早速、調べてみました。どうやら・・・『コゲラ』というキツツキの仲間らしいのではということになりました。
今日も子供たちもその穴の小鳥に興味深々です。「今日は、声も大きいなあ」「顔もよく見えるよ」「もう一人いてる!だってこの小鳥が口ばし開いていないとき、なんか声聞こえる」どうやら、2匹いるようです。
・・・・と思っていた瞬間!!その穴から、小さい小鳥が飛びたっていきました。「一人で飛んで行ったよ」「飛べてよかったね」「すごい!!」あっという間の出来事でしたが、小鳥の巣立ちをみんなで見守ることが出来ました。
あと、一匹・・・巣穴から顔をだしています。
降園の時に、子供たちは、おうちの人に「見てみて!ここにいてるの」教えてあげていました。保護者の方も「園庭でこんな鳥と出会えるなんて素敵!!」
子供たちも園での体験をおうちの方と一緒に体験することで、より嬉しい出来事になり、興味関心も深まります。
おうちに帰ってからもこの話題があがったそうです。
今日の朝の登園の時にも「キツツキさんまだいてるかな?」と親子で巣穴を見に来ている様子も・・・
すると・・・ちょうど、もう一匹が巣から飛びたち、隣の木にとまっていました。
「こんなかわいい鳥だったんですね」「小さいね」「頑張って飛んだのですね」「こんな経験あんま出来ないですよね」と、親子で感動していました。