「この石はどんな石かな?」「掘ってみよう」石堀りが始まりました。
今までの最高記録は2.8kgの石です。重さも自分たちで測ったので、よく覚えています。愛着がわいていたので、子供たちの間ではその石の名前を『2.8』とつけていました。それが、「あの2.8割れてしまったんよな~」「あの2.8なあ~大きかったのにな。」残念そうに話していました。
そして最近、見つけたとっておきの石は、石の側面は黒、底は白のすごくきれいな石でした。「これってダイアモンド!?」「それは違うで」「もしダイアモンドを見つけたらどうする?」「幼稚園のみんなで焼き肉食べに行けるんちがう」「よし、みんなで、ダイアモンドを見つけよう」と、今度は大きさだけではなく、きれいな石を見つけることに子供たちは夢中になっています。その様子を見ていた4歳児も「この石はなかなかとれないから、水をかけながらとってみよう」と、水をいれながら、少しずつ、石の周りの土を削っていました。削っていくうちに水がなくなります。「この水はどこにいくのかな」「この下のずっとずっと下にいってしまうんだよ」と、水がしみこんでいく様子に関心があるようでした。一日では、なかなか取れるくらいの大きさではないので、まだまだ時間はかかるかもしれませんが、根気よく毎日、掘っています。
石を掘りだす遊びの中で、石の重さに関心を持ったり、また石の硬さや色の違いに気付いたり、石の周りの土の感触の違いにも興味をもっています。繰り返し遊びを深めていくことで、その物の性質の理解が深まっていくように感じています。園では、子供たちの探求心を大切できるように環境作りを意識しています。