この時期、園庭にたくさんのトンボが飛んでいます。子供たちは網をもって園庭を走り回っています。
夢中になってトンボ捕ることを楽しんでいる子供たちを見ていると、色々な力が育っていると感じます。
網を持ちながら走り続ける体力、体の軸をしっかり支える体幹、また、サッと網をトンボにかぶせる瞬発力、「そっちいったで~」「まかせて~」と、友達と連携しながら捕ろうと協力する力、「し~!!静かにね」トンボに近づき、ねらいを定めるときの集中力など、さまざまな力が育っていると思います。
今日は子供たちが捕ったトンボは2種類ありました。それを見比べて違いを見つけたり、「なんで同じトンボなのに色違うんやろ」と疑問に感じている子や、もっとよく見ようと虫眼鏡で観察して「透明なのに何で線が見えるんやろ?」と、不思議さを感じている子もいました。
トンボの名前を知りたくて友達と「このトンボやと思う」「違う、ここに線があるからこっちのトンボやで」と、図鑑で調べている子もいました。
園では探求心の強い子供たちが、関心を持ったときに、調べる・比べる・確かめるなど出来るような環境を準備し、子供たちの虫への関心が深まるようにしています。