子供たちは朝一番に、カニの様子を見に行きます。「おったで!」でもカニはすぐに土管の中に入ってしまいました。「いてるんやけどな~」「静かにしてたらでてくるかも」でも、それからもカニは出てきませんでした。
「なんか、カニの食べるものをおいたらどう?」「カニの好きな物って何?」「死んだ魚!」「ほかには?」「お菓子とか」3歳児は「大きい葉っぱ!」5歳児が「それなら落ち葉とか」先生たちにも聞きにいきます。
「先生はね、子供の時、ザリガニを釣ったことがあるんやけど、その時は、するめで釣ったことがあるよ」教えてもらいました。
「じゃあ、同じカニの仲間だからするめがいいかも」「幼稚園にはするめないな~」「するめってどこに売ってるんかな」「コンビニちがう?」ということで、5歳児が買い物にいくことになりました。するめを買ってきてから、さあ、カニ取り?? ではなく、カニ釣りがはじまりました。カニのいそうなところに、てぐすにつけたするめを垂らします。「なかなか食べにこないな~」小さい溝からのぞきこんだ穴を見て「3匹いてる!」「ぼくのするめちょっとかじられているかも」「ひっぱてる!」
カニが実際にその場所に3匹も見えていたかどうかは分かりませんが、子供たちには想像力も手伝って見えているようです。
すると、離れたところ、3歳児が「釣れた~!!」「え~!!ほんとに!?」みんなが急いで見にいくと、するめの先についていたのは・・・・ なんと、小さなバッタでした。
「バッタも釣れるって思ってなかったわ」と、みんなで盛り上がっていました。
それからも、糸を垂らしながら、カニ釣りを楽しみましたが、今日はカニさんも用心しているのか、姿を見せてくれませんでした。明日は出てきてくれるかな・・・