和歌山市立西脇幼稚園

かにさん さようなら・・・

先日、カニを捕まえていましたが、そのカニが・・・・残念なことに・・・

5歳児ゆり組が「これ、もう動いてないな」「寝てるだけやで」「死んでるんちゃう?」「ううん、違うって今ちょと、動いた!」「やっぱり動いてないやん」なかなか死んだことを受け入れられないのか、死んでしまったかどうかを、みんなで話し合っています。

しばらくして、「こんなにカラカラやで」「お風呂の水なかったからかな」「ごはんあげてなかったからやん」「やっぱり、死んでしまったんやな」死んでしまった原因を話しあい始めました。

「これどうする?」「うーん、捨てる?」「ゴミ箱?」「埋める?」など話し合っていましたが、しばらくして子供たちは「あそこにしよう!」と、走っていきました。

あそことは・・・・ そうです、カニを捕まえたところです。

その場所へ静かに戻していました。子供たちになりに、その場所が一番いいと感じたのだと思います。

明くる日・・・子供たちは、昨日のカニを見に来ていました。

子供たちの心の中ではまだ、昨日のカニのことは続いていたようでした。

すると・・・「カニに!カニのところに・・・いっぱいのアリがくっついている」「ダンゴムシも・・・」

自然界での食物連鎖に遭遇した子供たちは少し驚いていました。

子供たちは生き物と接するとき、時には『死』ということにも出くわします。

言葉で伝えていくことは難しいですが、実際に体験することで、自分自身で気づき学んでいくのだと思います。

園では、子どもが自分なりに、生き物とかかわり、感じていくことができるようにまた 生きものを自分で育てることを通して愛おしさを感じたりする中で、「命」の尊さにも気付けるようにしていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

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