平素は、本校学校教育にご協力・ご理解を賜りありがとうございます。
さて、政府及び和歌山県教育委員会、和歌山市教育委員会の指示により、3月2日から3月24日まで、臨時休業とすることとの指示があり、3月9日の卒業式は、残念ながら中止となりました。
本校では、2月28日に、放送による卒業式を行い、校長からの式辞、育友会長のあいさつについて、及び担任との最後の学活を行いましたが、卒業証書につきましては、後日お渡しすることとしていました。
つきましては、次の日程で、生徒に卒業証書を授与いたします。
ただし、感染症拡大防止のため、教育委員会の指示により、保護者の方の出席は、ご遠慮いただきます。
なお、学校長式辞、育友会長祝辞(2月28日に生徒に配付)は、本校ホームページに掲載しています。祝電祝詞につきましては、本校玄関に掲示をしています。
また、本日3月3日(火)に生徒に文書を配付します。また、本日、文書を配付できない生徒には、電話連絡いたします。
1 月 日 3月12日(木)
2 日 程 正午から (11時30分までは、登校しないようにしてください。)
3 場所等 集合場所:本校体育館(体育館シューズは不要です。)授与場所:本校体育館
- 感染防止のため、椅子等の間隔を大きくとり、飛沫感染等がおこりにくいように配置する等の対応を行う予定です。
- 終了次第、速やかに下校させます。感染防止のため、校内、校門付近でとどまらないで、下校するよう指導いたしますので、ご家庭でもご指導お願いいたします。
3 服装等 学校既定の服装、頭髪等 冬の制服(体育館シューズは不要です。)
- 当日、服装・頭髪のチェックをしますので、既定の服装・頭髪で、登校するようにご家庭でもご指導お願いします。
- スマートフォン、携帯電話等の必要のないものは、持ち込み禁止です。
4 その他
・当日出席できない場合は、後日、家庭訪問等で、卒業証書をお渡しします。
・咳エチケットや手洗い等通常の感染予防対策をさらに徹底していただくようお願いします。
・配付文書(PDF) 「卒業証書授与について」
卒業する君たちへ(2月28日に生徒に話をしています。)
将来をよりよく生きていくために 校長 角田 佳隆
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
真新しい制服に身を包んだ入学式から早三年が過ぎようとしています。
入学当初は、まだ幼さが残る皆さんでしたが、今日のこの日の顔は、自信にあふれています。
ここ河北中学校で、三年間充実した中学生活を送られて来たのだと思います。
さて、本校の教育目標に「正しく判断し、ねばり強く実践する心豊かでたくましい生徒の育成」とあります。
これは、入学して3年間で、君たちに次のような人になって、卒業してほしいということです。
- 自ら学ぶことができる
- 自ら生活を正すことができる
- 自ら心を磨き、体を鍛えることができる
「自ら学ぶことができる」とは、他者から与えてもらうのを待つのではなく、自ら課題を見つけそして、その解決のために率先して、様々な事柄を学んでいく力、大人になっても、自らの生き方を考え、あらゆるものから学んでいく力をはぐくんでいってほしいということです。
「自ら生活を正すことができる」とは、大人になってよりよく生きていくため、善悪を判断し、正しく生きていくことのできる力をはぐくんでいってほしいということであり、最後の「自ら心を磨き、体を鍛えることができる」は、上の2つの力をつけていくことで、自らの心を磨き、体を鍛え、心身ともに健全に生きていってほしい、その力をつけてほしいということです。
卒業していく君たちには、本校の教育目標である『正しく判断し、粘り強く実践できる心豊かでたくましい』人とし成長していってほしいと願っています。
そのために三つの思いを伝えたいと思います。
一つ目は、一人一人が、大きな夢を持ち、その夢の実現のために、一生懸命努力をして欲しい。
二つ目は、自分にとって、何が幸せか、その幸せを感じるために今、何をすべきかを考えて生きてほしい。
三つ目は、家族や仲間を大切にすると共に、周りの人の心の痛みや、喜びなどが分かる人になって欲しい。
ということです。
人を思いやりいつくしむ(慈しむ)、優しく強い心を育てて欲しいと思います。
そして、それに負けない強い心と勇気を育ててほしいと思います。
人に勝つためではなく、人に優しくなるために強くなってください。
人は一人だけでは、何もできません。お互いに支えあって生きています。
そのことに感謝して、共に認め合い、支え合える絆の輪を、広げて下さい。
最後に、保護者のみなさま、ご卒業おめでとうございます。また、地域の皆様方、平素より本校生徒を見守り支援していただきありがとうございます。
今後も、卒業生へのご支援をお願いいたします。
卒業生の皆さんへ 育友会会長 宮之原 和俊
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。また、今日の卒業の日までお子様を支え続けた保護者の皆様、心よりお祝い申し上げます。
卒業生の皆さんはこの河北中学校にどんな思い出がありますか?
授業中、真剣に取り組んだことや眠気と闘ったこと。部活に燃えたこと。修学旅行で、はしゃぎまくったこと。休み時間の他愛もないやりとり。そのたくさんの思い出の映像には大切な友達がいることと思います。
大切な「友達」とはしゃいだ日々、色んな話をして、喧嘩もしたことでしょう。そんな「友達」達とこの卒業で、これまでのように同じ時間を過ごせなくなるかも知れません。ありふれた言葉ですが、「友達」は財産です。この3年間で出会った「友達」を忘れないで下さい。不意に道で出会ったら手を振り、笑顔を交わして下さい。この繋がりを大切にしていけたら、とても素晴らしいことだと思います。
この卒業までに卒業生の皆さんは1つの人生の選択をしたことでしょう。どのような進路に進むのか、悩み、答えを出したことでしょう。これから卒業生の皆さんは、何回も選択を求められ、将来や人生について深く考えることが増え、もしかしたら壁にぶつかるかもしれません。そんなときには、この3年間で得た友達や新しい友達、そして一番近くにいる親に自分の気持ちを話して下さい。話を聞いてくれると思います。アドバイスも貰えるかもしれません。卒業生の皆さんを「支える」人が近くにいることを忘れないでください。
最後に、卒業生の皆さんは「自分がやりたいこと」を見つけることは出来ましたか?野球選手やサッカー選手、美容師、ユーチューバー、パティシエ、ダンサー、建築士、医者等、色んなものがあり、「自分がやりたいこと」にいつか出会うことでしょう。その自分の自分しかないやりたいこと出会えるように、精一杯頑張って下さい。この「自分がやりたいこと」との出会いを「可能性」と言います。
卒業生の皆さんは大切な「友達」と共に、色んな人に「支えられ」限りのない「可能性」を持ち、この河北中学校を卒業していくこととなるのです。
そんな卒業生の皆さんのこれからの活躍をこころより期待しています。
さて、卒業生の保護者の皆様、育友会活動に日頃からご理解、ご協力を頂き、深く感謝致します。
最後になりましたが、子供たちを温かくご指導いただきました先生方、地域の方々に併せて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。