和歌山市立 八幡台小学校

~教室から~

漢字学習、頑張っています。漢字ドリルへの書き込み、漢字ノートへの書き込み、一つ一つの積み重ねが子どもたちの学力を支えていきます。英語圏の方の中には、日本はひらがな、カタカナ、漢字それぞれを学ばなければならないから大変だ、と感じている方がいると聞いたことがあります。確かにそうですね。でも、それぞれに歴史があり、意味があり、学んでいく楽しさもあるように思います。スマホやPCの普及で漢字文化が衰退しているのでは、と危惧されている研究者もいるようです。学校教育でもデジタル化が進んできていますが、漢字学習などアナログな学びも大切にしています。大きな意味では日本文化の継承にもつながる「日本語」の学習です。子どもたち、がんばれ!!

それと、道徳の教科書です。様々な価値観に触れ、心豊かな子どもに育ってほしいという願いを込め、学習を進めています。最近、メディアでは日本人の「モラルが低下」していると言われているそうです。道徳の授業で、仲間との関わり合いの中で、多様な道徳観、価値観、モラルなどを身につけていってほしいと願っています。

また、教室や廊下にはいくつもの飼育ケースが!前も書きましたが、子どもたちにとって、生き物との関りはとても大切!この飼育ケースでは「ダンゴムシ」が飼育されていました。かわいがってあげようね!

GWも終わり・・・

GWも終わり(明日からまた連休ですが)、子どもたちも再び学校:学習モードに!(早くなってね~~)今日はHPを更新する予定はなかったのですが、クラスを回っているとき、ある女の子が「校長先生、私、HPよく見てるよ、楽しみにしてるで(笑)」と話しかけてくれました。その後、すぐにHPを更新したのは言うまでもありません!!

校内を回ると、廊下には図工の作品が掲示されていました。家庭訪問が学級懇談になり、少しでも子どもたちの様子が伝われば!という各担任の思いが廊下や教室の掲示物に表れています。図工の作品を見ていても、1年生から6年生にかけて驚くほどの成長が感じられます。しっかりせいちょこれは1年生の作品ですが、6年後、どのような作品を見せてくれるか、今から楽しみです。(が、私はそれを見ることができるのかな?) それと、トイレスリッパの写真。これは大休憩が終わった直後の様子です。1年生と6年生の教室のある2階のトイレでした。きれいにスリッパが並んでいます。自分のものだけでなく、公共のもの(人のもの)を大切にする心、とても素晴らしいなと感じました。子どもたちが生きるこれからの世界、私たちが生きる今の時代と価値観はかなり変わってくることでしょう。しかし、自他を思いやる心、姿勢はどの時代でも普遍的に大切にされると考えます。また、そうであってほしい。自分を大切にする、仲間も大切にする、そういう世界であってほしいと願います。スリッパの並びから、そういうことを考えていました。

  

さて、各教室を見ていて感じたことがあります。それぞれの学年、発達段階に応じ、各担任が「子ども同士の関わり合い」「話し合い活動」「仲間意識」「相互交流による高め合い」などの視点を大切に、子どもたちを導いているな、ということです。本校は、子どもたちが共感的、支持的、受容的にかかわりあうことで学習効果を高めることを目指しています。そのためには、子どもたち同士の「心地よい距離感」が大切になってきます。物理的にも心理的にもちょうどいい距離感、それを体得させていこうとしているように見えました。クラス内での話し合い、関わり合いを積み重ね、そのクラス、子どもたちの学習が出来上がっていくのでしょう。今後、楽しみにしたいと思います。

 

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