12月21日(月)、SNSの危険性について知ってもらうため、2年生を対象に情報モラル教室を行いました。
和歌山県青少年・男女共同参画課にお願いして、講師を派遣していただきました。
2020年3月の警察庁の発表では、「昨年1年間にSNSを通じて事件に巻き込まれた18歳未満の子どもは2082人で、前年を271人(15・0%)上回って過去最多。中学生の被害が大幅に増えた。被害者が使ったSNSは約4割がツイッターで、インスタグラムも急増した」
「被害者は高校生1044人、中学生847人、小学生72人で、中高生が全体の9割を占めている。中学生は前年よりも223人(35・7%)多く、近年で最も増加率が際立つ。スマホが中学生に普及しつつあることが背景にある」
「罪種別では、淫行などの青少年保護育成条例違反844人、裸の写真の撮影などの児童ポルノ671人、児童買春428人、強制性交等49人、略取誘拐46人、児童福祉法違反28人、強制わいせつ15人の順で多かった」とのことです。
しかし、講師先生によれば「これは被害届が出され警察が事件として扱った数なので、実際にはもっともっと多くの被害が出ているはず。和歌山県内でも被害が出ており、都会の出来事と思わないように」とのことです。
中学生にも身近な実例をあげながら、
「SNSは良い点もたくさんあるが、悪用する者もいること」
「SNSの相手ではなく、家族や先生など顔の見える身近な大人に相談すること」
「県の相談窓口にLINEすれば、どうすればよいか教えてくれること」などを話してくださいました。