和歌山市立有功東小学校

「がんばれ、かわず君」上演。ガハハと笑い、ほろっと感動しました。

 10月28日(月)の3、4時間目に、劇団風の子関西さんによる観劇がありました。作品名は「がんばれ、かわず君」です。

夏休みにおばあちゃんの家にやってきた小学4年生のたけし君は、ある川で河童の子「かわず君」と出会います。愛らしいかわず君をおばあちゃんの家に連れて帰りますが、おばあちゃんは、河童には河童の住む世界がある。親もきっと心配しているからかわず君をかえして来なさいと言います。

大切に見守るからとおばあちゃんの話をさえぎるたけし君でしたが、たけし君が登校日の学校から戻ると、おばあちゃんとかわず君はいなくなっていました。トントントンと戸を叩く音があり、開けると、そこにはかわず君の親がかわず君を返せと入ってきたのでした。やっとのことでかわず君の親を外に出したたけし君でしたが、不安な気持ちになるのでした。

弱ってきていたかわず君をなんとかしようと奔走していたおばあちゃんがかわず君を連れて帰ってきました。かわず君を川にかえす方法とかわず君のことを心配し待っている家族のことを必死に伝えるおばあちゃんの言葉に、たけし君もようやくかわず君をかえす決心をしました。

もと居た場所に戻り、元気になってうれしそうなかわず君の様子をみて、たけし君も心から喜びました。

劇団員のみなさんの迫力ある演技や歌唱に引き込まれながら子供たちは、目を輝かせて劇を観ていました。

本当に、たけし君やかわず君が有功東小学校にいるかのようでした。子供たちは体育館から教室に戻る間際、たけし君とかわず君、劇団の方々と言葉を交わしながら戻りました。生の演技をみて心が動かされた時間でした。

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