6月3日(水) はれのちうすぐもり
きょうとうせんせいは、まいあさ巣(す)のようすを見(み)るのがにっか。
けさも「ツバメちゃん、おはよう!」と巣(す)に近(ちか)づくと、
あれ?電気(でんき)がついている。
「こんなとこに、電気(でんき)つくんや。ひとばんじゅう、ついてたんやな。」
と電気(でんき)を消(け)してさらに近(ちか)づくと・・・
あれ?ようすがおかしい。
いつもならんでる、顔(かお)が見(み)えない。
え?おかしい。きゅうに巣立(すだ)った?いや、そんなことないやろ。
まさか?
足元(あしもと)を見(み)ると、羽(はね)が数枚(すうまい)。
これはもしや?
やられた!何(なに)かにおそわれた?
昨日(きのう)までの元気(げんき)ななきごえも、けはいすら、なし。
ショックが大きすぎて、
きょうとうせんせいの元気(げんき)もなくなった。
でも、元気をくれたのが、2年風組の子どもたち。
「せんせい、つばめ、いてるで。1ぴきか、2ひき!」
毎日(まいにち)ツバメツアーで、ようすを見(み)に行(い)っていた子(こ)どもたちが、
のこっていたつばめをはっけん。
大急(おおいそ)ぎではしごを立てて、巣(す)をのぞくと。
いました!
1羽(わ)のひな。
でも、おびえているように見(み)えたよ。
こんや、だいじょうぶかなあ。