和歌山市立福島小学校

特別支援教育

目標

  • 障害のある全ての子どもに対して、学校全体で個に応じた教育的支援を行う。
  • 障害のある児童一人ひとりの特性(視覚・聴覚・運動・知的・情緒の障害に加え、認知特性、社会性、言語コミュニケーション等の発達障害)を踏まえた上で、集団生活への参加と社会に適応できるように支援をする。
  • 障害のある児童の特性を理解し、個の特性を発揮できるような教育環境の整備を行い、個性の伸長をはかる。
  • 全教職員・全校児童が障害のある児童の特性を理解し、ともに認め合い、成長できる学級づくり、学校づくりを行う。
  • 全校児童が障害のある児童に対し正しい理解と温かな支援を学ぶことを通して、障害の有無に関わらず他人に対して優しく接する心情を養う。

努力点

  • 全校児童の特性を理解し、特別支援教育の対象となる可能性のある児童を早期に発見するために、現職教育で教育相談・福島の子を通して、「学習面で気になる子ども」「行動面で気になる子ども」「不登校の子ども」「各学級や生活の様子」等について情報交換を行い、校内の現状を全教職員で共通理解する。
  • 特別支援教育の対象となる可能性のある児童の特性理解のために、保護者と連絡を密に取り、家庭と連携して支援にあたる。
  • 特別支援教育の対象となる可能性のある児童に対して、全教職員が受容的・共感的な心情で接することができるように、共通理解をはかり、特別支援教育についての理解を深め・指導力の向上に努める。
  • 個々の児童の特性に応じた支援計画を立て、その児童のもつ『その子らしさ』(個性)の伸長をはかる。
  • 障害のある児童の潜在的な力を引き出すために教育環境の整備・教具の開発・認知特性に応じた学習支援の在り方を探る。
  • 全校児童が進んで障害のある児童と交流を深めていけるようにする。
  • 全校児童と障害のある児童の交流を深め、子ども相互の理解をはかるとともに、生活経験を通してソーシャルスキルを身につけられるように適切に支援する。
  • 児童・保護者の教育的ニーズに応え、通級指導を実施する。
  • 様々な機会をとらえ、全校児童・保護者に対して障害への理解と啓発に努める。
  • 1学期と3学期に河北ブロック小・中交流会を開き、他校の特別支援学級児童・保護者との交流をはかる。
  • 校内特別支援教育委員会(以下校内支援委員会と呼ぶ。)・特別支援教育部会をもち校内支援体制の確立・整備、カリキュラム編成等について絶えず検討を加えると共に、特別支援教育の内容の充実をはかる。
  • 特別支援教育の専門機関と連携をはかり、特別支援教育の充実に努める。

指導にあたって

  • 児童の立場に立ち、受容的・共感的に児童の心情を理解することで、児童の情緒の安定をはかるよう努める。
  • 広汎性発達障害・注意欠陥/多動性障害の児童に対しては、特に「心の居場所」を確保するために、教育環境の整備をはかる。
  • 特別支援教育の対象となる可能性のある児童の特性を理解した受容的な学級集団をつくり、その集団との関係性の中で特別支援教育の対象となる可能性のある児童の集団への適応性を高める。
  • 何ごとにも最後までがんばる気力を育てるために、「励まし」や「やる気につながる評価」を行う。
  • 児童の特性に応じた教材の提示の仕方(視覚有意な児童には絵の提示、聴覚有意な児童には言葉による説明)や児童が興味を持つような学習課題を工夫し、児童が自発的に学習に取り組めるようにする。
  • 表現活動を通して、言語力や思考力の伸長をはかる。
  • 様々な身体活動を通して、体力や運動技能の伸長をはかる。
  • 作業や創造活動を通して、「働く喜び」「ものをつくりあげる喜び」を味わえるようにする。

校内支援委員会の取組

ねらい

支援を必要とする児童の実態を把握し、当該担任のサポートと児童の支援法を検討する。

  • 個々の児童の特性に応じた教育環境の整備と支援の方法、生活・学習場面における具体的な指導方法について検討する。
  • 支援を必要とする児童の担任と校内支援委員会が協力体制を取り、担任・児童・保護者への支援を行う。
  • 教育的ニーズに応じてWISC-Ⅳ知能検査法、LD ・ ADHD ・ PDD 等のチェックリスト等を実施し、日頃の行動観察とあわせて、児童の特性を環境との関係性の中で総合的に理解する。

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