和歌山市立 西脇中学校

2学期が始まりました 2021.9.1

2学期が始まりました

1学期の終業式の時には想定もしていなかった夏休み一週間の延長を経て、ようやく2学期が始まりました。もうこれが定番になっていますが、始業式もやはり放送で実施しました。2学期の開始に当たっては特に感染症対策についての注意事項が養護教諭の先生から、そして教室では担任の先生方からもしっかりと説明され、真剣な面持ちで聞き入る様子が見られました。

感染症対策としては、文部科学省から出されている指針にのっとり、教職員一同で夏休み延長の間に再度の研修をしたうえで、始業式後の学活で十分に説明をしています。わかりやすくプリントにまとめたものも配布していますので、構えてしっかり確認してもらえるものと思います。特に、昼食の取り方について大きく変更しました。4限終了後、各々食事を開始するのではなく、それぞれの昼食の準備(給食を取りに行く、パンやジュースを購入する、など)をし、全員が着席してから食事開始の合図でマスクをはずし、食事の終わりの合図をするまで離席しないことを徹底することです。昼休みになると、いつもは一遍ににぎやかになり、昼休みの間中、元気な声がそこかしこで飛び交っているのに、始業式の当日から始まった給食の様子は、まるで授業中のような静けさでした。様子を見に行くと、どの教室も担任が見守る中、整然と前を向き黙食する子供たちの姿。その健気(けなげ)な様子に思わず、この新型コロナの一日も早い収束を願わずにはいられない思いに駆られました。

様々な制約がかかり、子供たちにもストレスのたまりやすい状況となっていますが、社会全体がコロナと戦っているのだということを心に留め、みんなで感染症を封じ込めて乗り越えていけるよう呼び掛けての始業式となりました。

 

 

本来ならば全校生徒の前ですべき部活動等の各種表彰も放送で行いました。1学期末までの表彰状については、複製したものを普通教室のある棟の中央階段に沿って掲示しています。活躍した生徒の皆さんをこのような形にして、称えたい思いを工夫した結果です。

 

 

復習テスト,課題テストを実施しました

3年生は第2回の復習テスト、1・2年生は夏休み課題テストを実施しました。3年生は今まで学習したことの中から、1・2年生は1学期に学習した内容を中心に課題が出され、夏休みの間それぞれに学習を進めていたことと思います。今日はその成果が少しでも発揮できればいいですね。

今年の夏は従来のワークやプリント中心の宿題に加え、全員が市から貸与されているタブレットパソコンを持ち帰り、様々な方法での学習に取り組むことになっていました。今回のテストではタブレットパソコンでの学習の成果を問われるものではないかもしれませんが、21世紀の今を生きていくにふさわしい学びが、今後充実していくことと思います。

 

 

 

新型コロナウイルス対策

昨年度から実施していたことですが、三密をさけることや、マスクの着用、手洗い方法、その他さまざま可能な限りのあらゆる注意事項は、目に見える形で掲示物の工夫で示しています。いつもは混雑する自動販売機前も距離をとるための目印をつけました。各教室にはアルコール消毒液も備えていますが、専門の先生のお話では、アルコール消毒は補助的なもので、一番効果的なのはやはり「丁寧な手洗い」と「うがい」、「マスク着用の徹底」です。むやみなアルコール消毒液の使用は子供の皮膚を傷め、かえって健康被害につながる恐れもありますので、適切な使用をするように伝えています。

「正常性バイアス」についての話もしました。本来自分の心と体にストレスをためすぎないようにするための人間に備わっている本能ですが、非常事態に直面した時でも「自分は大丈夫」と思ってしまう心のメカニズムが正常性バイアスです。丁寧な手洗いやうがい、マスクの徹底の必要性はわかっていても、長い感染症対策生活とついつい面倒な気持ちが重なって、「まあ、いいや。」と甘い気持ちになってしまう本能と戦わなければならないことを知ってもらいたいと思います。

 

 

 

 

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