9時から10時半の時間帯で、6人の方にお集まりいただきました。
挨拶の後、30分の園内参観をしていただきました。参観の視点は「中之島幼稚園の良さを発見」という課題です。
実は、会のはじめの挨拶の時にお話したのですが、この4月からの3歳クラスで、30人の定員がいっぱいになっています。また、本日2月16日現在で、3歳入園希望ということで4人の方が、「途中入園」を希望し定員があくのを待ってくださっています。本当にありがたいことなのです。
ということで、どのような魅力があって中之島幼稚園に多くの方が希望してくださっているかも含め、良さを委員さんの視点で観て頂こうという事です。
・幼稚園に来る機会が減り、幼稚園の様子がよくわからないから、昨日園のホームページを見ました。毎日の保育の様子がよく分かったので、これで今日評議委員会で意見も言えると思って来ることができました。園のホームページを見ることで、みなさんが幼稚園のことを知ってくれるというのも、入園を決める一因となっていると思います。
・中之島幼稚園の大きい砂場で、子供たちはしっかり遊んでいました。市内で一番広い砂場があるというのも、中之島幼稚園の良さだと思います。
・野菜を育てていて、子供が自由にとっている。お母さんがこれで料理をしてくれたと話していた。この自由さがいいと思った。
・園がきれいです。玄関も、子供たちを迎え入れる環境にして、きれいにしていることが、とてもいいと思いました。日々の基本をきちんとしているということが、人気の秘密にもつながっていると思います。
・・・・と、委員さんがいろいろと良さを発見して、感想をお話してくださいました。
園長から、「基本」と言えば、昨日の地震の際にも、園長の指示ではなく、先生方が、いつもの避難訓練通り、揺れたら教室の中央に子供を集め体をちいさくまるめ、地震の揺れが収まったら、運動場に避難を開始してくれました。「もう、地震は大丈夫だろう」で済ますのでなく、『地震があれば避難する』の基本に忠実に、園全員の教師が行動できたことを、今日(地震のあった翌日)職員朝礼で、先生方にお礼を言いました。
また、朝の掃除でもしかり、手洗い。マスク・換気もしかり、基本を守ることを大事にして、日々の保育をすることが、「中之島幼稚園教育の、当たり前のレベル」を上げることになるし、保護者の信頼にもつながることであるという話をしたと、評議委員会で話しました。
外からの眼で、園の教育を見ていただくことの大切さ、ありがたさを感じた、評議委員会・評価委員会でした。

ボールが転がるたびに、円の中を、あっちにこっちにと、みんなで逃げています。ボールをそっと転がしています。園の中で、ボールに触ってしまったら、園の外に出て、ボールを転がす役です。
4歳では、ルールがわかりみんなで約束を守った遊びができます。

26人の子供が来てくれました。
会の後、私の最後の挨拶がわりに「みかん教育」の話をしました。
「三つの感覚」(みっつの感覚⇒みかん)を大事にして子供を育てるという事です。『外からの入ってくるのは、3つのところからです。目から良いものを見せ、耳からは良いものを聞かせ、口からは良いものを食べさせる』ことです。家族が仲良く暮らしている姿を見せ(視覚)、優しい言葉を聞かせ(聴覚)、仲良く大事に食べ(味覚)る。このような当たり前のことを大切に、平穏な生活ができると、良い子に育っていくでしょうね。園長の私も、今年で退職し孫と一緒に暮らす中で、「みかん教育」を大事にしていきたいと思います。・・・というようなお話をさせていただきました。
前半はコロナ禍で、未就園児の会を開くことができなかったですが、後半できるようになってから、たくさんの未就園児がきてくださいました。ありがとうございました。
来年度もよろしくお願いいたします。


《手前みそなことですが・・・蛇足》
※係の先生もありがとうございました。幼稚園教育は、環境を準備することが、本当に大事なことです。係の先生は、会場を準備し、計画を立て、職員全員に、当日の計画をお知らせしていました。事前準備ができ、職員全員の共通理解がある中なので、きちんとした会ができていたのだと思います。一回一回素敵な会だから、たくさんの方が来て下さったのだと思います。ご苦労様でした。
お部屋で、友達と一緒に並んで、何かを作っています。
横で作っている子の、素敵な色紙が欲しくなってきて、それをつかみました。当然、横の子もそれをつかんでいます。
先生は「ダメ」だけでは、すましませんでした。
「こっちもかわいいよ。こっちにすればどう」と、望ましい行動を具体的に提案したのです。子供も納得して、そちらの色紙を使って作り始めました。「ちゃんとごめんと言えて、自分で好きな色紙を見つけて使えて良かったね」と、その行為を認めてあげていました。
その場での望ましい行動を示し、子供の望ましい選択ができたことを認めていく「代替行動」を示し、認めていくことが大事だなあと、そこで学びました。
「ダメ」だけで終わっていたら、子供の学びになりませんね。
例えば、廊下を走っている姿をみかけても、「あくるんだよ」と、望ましい行動を提示し、そのようにしたら、それを認めていく。スリッパをそろえて脱げていないとき「こっち向きにスリッパをそろえておくと、次の人が使いやすいんだよ」と、代替え行動を示す。そして、そうできたら認める。
選択し望ましい行為・行動ができたことを、ほめてあげたり、認めてあげたりすることで、子供は、自尊心を持つきっかけともなるのではないでしょうか。
単に「怒る」でなく、どうすればよいのか「代替行動」を示せる人に、なりたいですよね。
自分たちで、3つのチームに分かれました。
自分の色と違う色のしっぽをとるゲーム。
広い広い中之島公園を、縦横無尽に走って足しむ姿があります。
あと一か月で、修了式を迎える5歳児さん。27人、欠席〇で、元気に園生活を楽しんでいます。

付け足してですが、昨日(2月8日)の朝、全保育室を一巡して見回っているときに、5歳の部屋に行きますと、「あれっ、誰もいないのかな?」と、思うくらい2階にあがっても静かでした。お部屋の前に行って「なるほど」と、わかりました。
先生が、絵本の読み聞かせをしていたのです。子供たちは、しっかりと先生の子話を読む声を聴いていて、誰もいないのかなと思うほど、とても静かだったのです。
外で、しっかりと体を動かす活動と、じっと静かに聞き入る活動。「静と動」の活動が、とても大事ですね。

15日13時に、震度2の地震が発生しました。すぐに、各クラスを回りました。給食のごちそうさまをした時間でした。3歳さんも、先生の指示で、保育室の真ん中に集まって、「だんごむし」のかっこうをして静かにしていました。
そのあと、職員室に戻りました。するとすぐ、13時28分にとても大きな地震の揺れがきましたので、急ぎ保育室に行くと、やはり揺れがおさまるのを「ダンゴムシ」になって、じっとしていました。地震のゆれがおさまったので、すぐに『月に一度行っている、いつもの練習』のように、運動場に避難しました。(※震度4でした。)
たいへん素早く運動場に集合できました。

その時、「練習していて、よかったね」との子供の声が聞こえました。
本当にその通りです。
練習していないことはできません。実際に月に一度、練習をしているからこそ、素早い避難につながりました。
3歳のお部屋から、「わ~!」と、歓声が響いていました。あまりにも楽しそうな声だったので、お部屋をのぞきに行きました。
新聞紙を、手でちぎり、ばらまいています。とっても嬉しそうに、空に向かって、細かい新聞紙を放り投げています。
最後は、お風呂のように、段ボールの囲いの中に、新聞紙がまとめられていきました。
今日も、欠席者ゼロの、元気な3歳さんです。

子供たちは、お茶を飲むのにコップを持参しています。もし忘れたときは、職員室に借りに来ます。4歳の女の子が、「コップを忘れたので貸してください」と、入ってきました。
対応した私は、どう応えたらいいかなとちょっと思ったのです。
職員室には、赤と、青のコップを数個ずつ用意してあります。女の子ですから、「はい、どうぞ」と、赤のコップを渡そうと思ったのですが、・・・。
自分で選択することもいいだろうと「何色のコップにしますか?赤と、青のどっちがいいですか」と、言いました。すると、2色あるコップを見ながら、「青」と、言ったのです。
私は、当然「赤」と言うとばかり思っていました。そうか、女の子でも、青を選ぶときもあるのだ。やっぱり、こちらが決めてしまわないで、『自分で判断する』ということを大事にする必要が、本当にあるなあと、女の子に教えてもらった気がしました。学校は、「自分で判断して、行動する」ことを学ぶ場所です。幼稚園も、初めての学校ですから、できるところでは「子供が判断する」ことを大事にしたいと再確認しました。

【蛇足】
2月26日に、遠足に行きます。その「持ち物」というところに
通園カバン・組帽子・弁当水筒・敷物・おしぼり
・おやつ(昼食後、30分くらいの自由時間で、無理なく食べられる量))と、書いています。
この書き方も、「いくつか決めてあげる方が、親が迷わなくて良い」「いくら(例えば200円)までと、書いた方が良い」という意見もありました。「おやつはいらないと思う」という意見もありました。
「判断する」ということを大事にしたのだなと、今日のこの「何色のコップがいいですか?」を読んで、保護者の皆さんも分かってくださったと思います。よろしくお願いいたします。
【蛇足】
30年ほど前、7年間ほど、市の教育相談員をした経験があります。私の個人的な感想ですが、その際出あった、不登校の子供に、自分で判断する経験が少ない子が、多かった気がします。自分で今日学校に着ていく服装を選んだりすることも、「夕食何食べたい?」も、日常の「自分で判断」することにつながります。あまりにも親が決めたレールを敷きすぎると、いざ、自分で判断するときに、困ることがあるように思います。
先日の参観日に来られた保護者の方から「手をしっかりと洗う様子が、すばらしい。指も1本ずつこすって。・・」と、おっしゃる声を頂きました。本当に、その通りの、お手本ような手洗いをしていたので、じっと見入ってしまいました。
こんなに上手に洗えることが、『一生の良い習慣』と、なれば、こんなにいいことはありませんね。

※コロナ禍の園生活においては、「マスク」「手洗い」が、基本中の基本となります。
幼児に負けないように、職員も、「気がつけば手を洗う」くらいに、意識的に手洗いをするようにしています。
園長も、職員室から、園を一巡してきたら、手洗いをして机に向かうように、しています。
家庭と、園と足並みをそろえながら、コロナ「禍」を乗り越えていきましょう。
保護者の皆さんに、「本の推薦おねがいメール」を本日出しました。
メールで「推薦本をたくさん書いて返信」してください。
昨年もそうでしたが、保護者の方が、推薦してくださった本から、年度末に購入したいと思います。そして、新しい本を「入り口の『うちどく』コーナー」に入れます。うちどくコーナーは、一か月ごとに、図書室から1つの棚を入れ替えています。いろんな本をうちどくで読めるようにです。
毎日5冊ずつ、うちどくで借りられます。ご活用ください。
【昨年度の保護者からの要望での購入例】
・きょうりゅうの図鑑
・くれよんのくろくん
・動く図鑑。恐竜・昆虫・動物
・にっぽん地図絵本
・クレヨンからのおねがい
・ミッケたからじま、他
・昆虫
・わにわにのおふろ
・・・他多数。昨年度購入