伝えたい言の葉「百人一首の世界」(4年)
今日の3時間目、4年生の教室では国語で百人一首を学習していました。
教科書には、百人一首の中でもとくに有名な十首を取り上げていて、子どもたちはその十首を使って「十人一首」でかるた大会を行いました。
まずは、友達と一緒に短歌を覚えます。その後グループに分かれて隣の教室で十人一首大会を行いました。
教科書に紹介されていた十首は、
①嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 龍田の川の錦なりけり (能因法師)
②春過ぎて夏き来にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山 (持統天皇)
③田子の浦うち出でて見れば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ (山部赤人)
④奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞くときぞ秋は悲しき (猿丸大夫)
⑤天の原ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも (安倍仲麿)
⑥君がため春の野に出でて若菜つむ わが衣手は雪に降りつつ (光孝天皇)
⑦久方の光のどけき゚春の日に しづ心なく花の散るらむ (紀友則)
⑧人はいさ心も知らず古里は 花ぞ昔の香ににほひける (紀貫之)
⑨秋風にたなびく雲の絶え間より もれ出づる月の影のさやけさ (左京大夫顕輔)
⑩ほととぎす鳴きつる方をながむれば ただ有明の月ぞ残れる (後徳大寺左大臣)
4年生の子どもたちはすぐに覚えて、上の句を読み始めるとすぐにとれるようになっていました!
日本の文化に触れることのできた素敵な時間となりました。