和歌山市立 加太小学校

1学期終業式

はりきって新学年をスタートさせた4月でしたが、あっという間に1学期の終業式を迎えました。朝、多目的ホールに集合した子どもたち。1学期を駆け抜けた達成感や満足感が漂っています。まず7月の誕生日をお祝いした後、1学期の間に表彰された子どもたちの表彰式を行いました。続いて校長先生のお話です。「1学期、がんばりましたか?」「夏休みはたくさんのことが体験できるときです。」そして、みんな元気に2学期にまた会えることを楽しみにしているよ、とお話を閉じました。生活指導の先生からは多発する水の事故に触れ、安全、健康のことと、計画的に過ごしましょう、と話されました。次の日から夏休み。この日子どもたちは、通知表を手にわくわくとした表情で下校していきました。

着衣水泳(5・6年生)

プール学習の最後に高学年が「着衣水泳体験」を行いました。毎年行っている恒例の学習ですが、命を守るため”浮いて待つ”ことを学ぶとても大切な体験です。初めに目的を聞き、服を着たままプールに入ると、子どもたちは「変な感じ・・・」「摩擦が大きい!」と一様に驚いていました。次に2Lのペットボトルを手にじっと浮いてみることにチャレンジ。おなかで持ってみたり、頭の後ろにしてみたり、ビート版のようにしてみたり。思い思いの方法で”浮いて待つ”ための体験をしていました。夏はこれからが本番。水の事故に遭わないよう、しっかり勉強できました。

 

プール学習(3回目)

今日は3度目になるプール学習がありました。やっぱり子どもたちはプールがとても楽しみです。朝から「今日、プールある??」「プール、入れる??」なんて質問が飛び交っていました。それもそのはず、この日も気温がぐんぐん上がりました。学校としても熱中症アラートの指数とにらめっこしながらの実施です。激しい運動を避け、短時間で終えることを全体確認して実施となりました。短い時間でしたが、とても気持ちよさそうに学習に取り組む子どもたちでした。

かわかみ源流学園との交流

 

7月3日(木)4日(金)の両日、かわかみ源流学園交流が行われました。

もうずいぶん長く続いている両校の交流会で、和歌山市とかわかみ村と1年ごとに開催地を持ちまわります。今年は和歌山市開催で、加太にかわかみ源流学園さんを迎える年になります。

1日目となる3日(木)10時半ごろ、源流学園の子どもたちが到着しました。加太小学校は1年生から6年生まで全員が体育館に集まり、源流学園さんの5・6年生と一緒に「出会いの会」を行いました。児童会役員の司会で2日間の楽しみなことなどを発表したあとは、加太小の全校生徒と楽しくレクをしました。

その後、高学年だけで家庭科室へ移動。加太で採れたテングサを6年生が手塩にかけて乾燥させて作り上げた寒天でゼリー作りをしました。冷蔵庫で冷やして出来上がりは翌日。給食で一緒に食べようと考えているようでした。

給食を食べ、次は海遊びです。北の浜に着くと、栽培漁業センターのスタッフの指導で「稚魚放流」体験です。手のひら大のヒラメをバケツに入れて、恐る恐る海へ入る子どもたち。そーっと放流してあげていました。

 

続いて海遊びが始まり、砂場で遊ぶ子、海中で逆立ちする子、先生に放り投げてもらっている子、みんなとっても楽しそうです。ほどなく準備が整ったバナナボート体験が始まりました。出発前は緊張気味の子どもたちでしたが、帰ってくるときは笑顔にあふれていました。

海から上がると北丁の自治会館をお借りし、エアコンがしっかり効いた部屋で着替えました。

国際交流センターへは源流学園さんのバスで移動して、カレーライス作りが始まりました。6人くらいのグループで手分けして自班のカレーを作ります。ジャガイモの皮をむく係、着る係、火をつける係もあり、火を大きくしようと汗をふきふきがんばっていました。

やがてご飯も炊けて、カレーができるとグループごとに「いただきます」です。あちこちで「おいしい!」っていう声が上がっていました。後片付けも一生懸命がんばって、「きもだめし」をして入浴、1日目は終わりました。

 

2日目の最初の行程は「友ヶ島散策」でした。天気は快晴。木陰が気持ちいい友ヶ島のダートの道をどんどん進みます。案内をしてくれるのは地域の語り部の長束さんです。とても暑い日でしたが、第3砲台の遺構の中はひんやりしてエアコンの中にいるようでした。

友ヶ島から帰ると、学校ではすぐに給食。前日に自分たちでつくった寒天がよく冷えていて、子どもたちはおいそうに食べていました。そしてあっという間に「お別れの会」です。子どもたちは順番に感想などを発表して、楽しかった2日間を振り返っていました。

暑さや天気など気になる中でしたが、2日間とも予定通りに進めることができました。「人との関わり」がどうしても薄くなり、一つの”弱点”となっている加太小学校の子どもたち。同年代の仲間と関わる経験はとても貴重です。その意味で充実した2日間になったことと思います。疲れた表情を見せながらも、「やり遂げた」という雰囲気をにじませる両校の子どもたちでした。

プール開き:ちょっとスライドしましたが・・・

6月27日(金)、今年度のプール学習が始まりました。計画当初は24日(火)だったのですが、警報発令や天候不順でこの日にスライドしてきたのでした。プールが大好きな子どもたちは、やっと入れるプールに笑顔爆発。水を掛け合ったり、潜ったり、小学校の夏の風景です。学校としては水の事故に細心の注意を払うのはもちろんですが、昨今、熱中症アラートも気になるところです。決して無理をさせないようにプール授業を進めていこうと考えています。

6月23日前期クラブ活動実施

1週間が経ってしまいましたが、先週月曜日にクラブ活動が実施されました。加太小学校のクラブ活動は前期後期1回ずつ計2回行われ、「加太」をテーマにしたり社会体育との接続を狙ったりするなかで「スポーツ系」「文化系」「調理系」「海との交流系(つり)」の4種類のクラブを開きます。今回はバドミントンクラブ、地域材料を用いたハーバリウム作り、寒天を使ったフルーツあんみつ作り、サビキ釣り体験を先生方が手分けして準備を進め、実施しました。どのクラブも色濃く加太小学校の特色がみられるとてもすてきな時間です。当日は子どもたちも笑顔がいっぱいの体験となりました。

火災からの避難訓練

17日(火)3時間目、避難訓練が行われました。放送で、「火事です。火元は給食室です。おちついて避難しましょう。」という放送のあと、子どもたちは「お・か・し・も」を守りながら、整然と素早く避難できました。3分もかかりません。とても集中できていました。「お・か・し・も」が何か、一度お子さんに聞いてみてくださいね。2学期は地震、3学期は不審者を想定した訓練を行う予定です。

「学び」は体験から

17日(火) 午後、5年生は「地域素材」をテーマにした学習を進めるために、地域にある子どもたちもよく知っているお店、キシモト商店を訪ねました。低学年のときから何度か訪ねたことのあるお店ですから、とてもなじみ深いようです。今回は5年生としてたくさん新しい学びがあったことでしょう。5年生はお店を調べる体験学習も2度目で、初めは電車に乗って南海沿線のお店を訪ねています。どんどん学校を出て、主体的に活動する5年生です。

19日(木)には、2年生が「まちたんけん」を行いました。今回は加太にあるさまざまな建物などを”発見”することが目的でした。「ゆうびんきょく、あった!」「タイ公園あった!」と口々に話しながら、ワークシートにチェックを入れていました。ちょっと暑かったのですが、空はぬけるような青空。海も友ヶ島もとてもきれいで、子どもたちは疲れも見せず、元気に歩いて探検をしていました。「はい、ここで休憩!」と先生が言うと、「じゃ、おにごっこしよう!」と子どもたち。元気いっぱいです。

19日(木)6時間目、4年生がパッカー車の説明を聞く体験をしました。うなるように回転する後ろの機械に一人ずつごみを入れて、ごみが押し込まれていく様子を見たり、緊急停止ボタンを押させてもらったり、貴重な体験がいっぱいでした。最後は水の入ったペットボトルを機械に挟む様子を見ました。挟まれたペットボトルはすごい力で押しつぶされ、勢いよく水が噴き出します。まるでシャワーのような様子に子どもたちは大はしゃぎ。少し濡れてしまいましたが、ごみを出すときに液体の入ったペットボトルを出すと困ることを実感していました。このあとたくさんの質問に答えてもらって、お礼を言って学習を終えました。

学習環境が生き生きとしています

1学期も半ばを迎え、校舎内外に子どもたちの学びの過程やその跡がどんどん見られるようになってきました。

23日に予定されているクラブ活動を通して、子どもたちの主体性をはぐくむことを狙った「クラブ紹介」の掲示。

2・3年生教室前には、理科の生き物の単元の掲示と展示。きっと子どもたちの学習意欲は高まっていることでしょう。

1年生の教室には、貴重な機会となった万博遠足をしっかり振り返る掲示。知識の広がりが期待できそうです。

縦割り活動を記録した掲示もあります。ABCそれぞれのグループの生き生きとした活動を振り返ることができます。

6年生の掲示板には、子どもたちが作る自作の漫画で毎日の楽しさを表現しています。

5年生の掲示板には加太の歴史や祭り、友ヶ島などを「魅力新聞」としてまとめた新聞が掲示されています。

両方ともさすが高学年。学びや表現のレベルに驚かされます。

4年生は和歌山県の様子を掲示しています。日本の様子を学習する4年生。社会では今、都道府県をすべて覚える学習を続けています。

外へ出てみると、きれいに整えられた学級菜園には様々な野菜が育っています。低学年は植木鉢です。トマトやズッキーニ、収穫の季節が楽しみになります。黄色いトレーで稲作に挑戦しているのは校長先生!

子どもたちの充実した学びには、充実した環境づくりも大切な視点です。学校中あちこちで子どもたちの成長の跡が見られます。

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