


11日(土)、天候が心配されましたが無事に「加太っ子スポーツ祭」が開催され、盛況のもと終えることができました。ご声援、ありがとうございました。またその後の後片付けへのご協力も合わせてありがとうございました。
「喜色無双 過去最高に笑顔であふれるスポーツ祭」がみんなで決めた今年のスローガンです。このスローガン決定から今日まで、熱中症を警戒しながらも一生懸命に練習を重ね、縦割りグループごとに一致団結して気持ちも盛り上げてきました。その成果を発揮するこの日でした。
児童会の楽しい劇からスタートし、始まりの会で校長先生から励ましの言葉をもらい、児童代表のあいさつ、そしてエール交換と続きました。エール交換では子供たちのモチベーションも最高潮。そしてウォームアップ体操で「エビカニクス」をみんなで踊ると、もうみんなドキドキわくわくです。
まず1・2年生と幼稚園児による種目からスタートでした。この種目は長い長い時間をかけて児童園児たちが「どんな運動がしたいかな」をスタートに考えた種目でした。アイデアを出して、実践して、考え直して、またやってみて・・・。苦労の末に到達した種目でしたので、自分たちを応援する声がとっても元気いっぱいだったことに気づいたでしょうか?すばらしいリレーの姿でした。
次は体育委員会の児童が考案した綱引きでした。練習では毎回子供同士で対戦していて、この日は初めて保護者の方々が参加します。つまりどんな結果になるか、練習からは予想できないのでした。縦割りグループごとに児童と保護者が一緒に綱を引いて対戦しました。結果は白組が2連勝して優勝!なんと練習からこの日まで、白組は一度も勝ったことがありませんでした。白組の子供たちには、とてもとてもうれしかったと思います。
続いてかわいい幼稚園児のダンス。別のプログラムのタイミングでしたが、園児さんは保護者さんといっしょに踊るダンスも披露してくれました。一生懸命におどるかわいい園児さんたちは、見ている私たちをほっこりさせてくれます。
休憩をはさんで情報運営委員会の児童が考案した「バーゲンセール」です。数えきれないくらいたくさんの「ボール」を縦割りグループの中心に置き、それらを食料品になぞらえて、お盆やお皿に取って自チームに運ぶという競技です。ここでは「しらす!しらす!」と叫んでいた赤組が優勝しました。
次は白熱のリレーです。3年生以上で走りますから抜きつ抜かれつ手に汗握る大接戦のレースでした。縦割りグループでは普段から掃除などを通して協力し合う気持ち、信頼し合う力が培われ、リレーに関しても練習を通して励まし合う姿や認め合う姿など素晴らしい姿が見られていました。この日も結果に関係なく、きっと子供たちはチームのために一生懸命に走っていたことでしょう。レース自体は青組が優勝。2位も3位も大接戦で、気持ちのいい風が吹き抜けていく、そんな印象でした。
最後の種目は恒例の〇×クイズでした。保健給食委員会の児童が企画してくれた種目ですが、今年もたのしくも「へーえ」と感心する問題を用意してくれていました。縄跳びやサッカーのリフティングなど先生方のパフォーマンスが出題され、6年生対6年生担任のジャンケンでは6年生担任が圧勝していました。この名物となった先生VS6年生のジャンケン勝負は、始まってから3年。子供の1勝2敗です!
終わりの会では校長先生が赤、青、白組がそれぞれ1勝ずつ分け合ったことが子供たちのがんばりの姿、と”奇跡”と称しながらも大変褒めてくださっていました。児童会の子供の合図でみんなでみんなを拍手でたたえ合い、大盛況のスポーツ祭が幕を下ろしたのでした。
子供は行事を通して成長する、ずっと昔から語り継がれている言葉ですが、この行事に向けて頑張るところからこの日の頑張り、そしてこの後の振りかえりを通して子供たちはぐっと成長してくれたことと思います。ここまで一生懸命に駆け抜けた子供たちに心からの拍手です。

スポ祭を今週末に控え、月曜日の朝、校長先生と生活指導の先生からお話がありました。校長先生は、スポ祭が近づいてくるにつれて廊下を走る子が増えてきたことや危険な遊びをしている子もいることから、「体のきず」をなくすため、もう一度規則や約束とされるものを見直してみましょう、と話されました。そして同時に「心のきず」となってしまうような言葉や文字の大切さについても考えるよう、ていねいに子供たちにお話してくださいました。生活指導の先生からは校長先生のお話を受けて、トイレや遊具の使い方など、正しい気持ちで生活することの大切さを話してくださいました。こうしてスポ祭を「楽しかった!」といえる最高の行事にするため、この集会はもう一度自分を見直してみる時間になったと思います。

今日は4時間目に「キッズサポートスクール」が開かれました。これは毎年2年生と5年生を対象に開かれる学習会で、和歌山北警察署の方が指導者となって授業をしてくださいます。2年生の学習テーマは友達同士のトラブル、5年生は「いじめ」でした。どちらの授業でも、暴力は「暴行罪」や「傷害罪」という逮捕される”罪”なんです、と法律に合わせた知識を教えてくれます。子供たちも何気ない言動が、大人になったら逮捕されることになると聞き、じっと考えているようでした。この学びを生かし、加太小学校がますます仲のいい学校になってほしいです。

今週末はとうとう「加太っ子スポーツ祭」です。先週は運動会の練習時間のがんばりはもちろん、掃除など縦割りグループが集合するタイミングで「エール」の練習をしてみたり、子供たちもモチベーションもアゲアゲです。台風が心配ですが、子供たちの”晴れパワー”で最高のスポ祭ができたらいいなあって思います。

26日(金)文化庁主催の巡回公演として「琉球舞踊」に触れるイベントがありました。公演してくれたのは沖縄芸大OB・OGの方々で、「琉球舞踊」を愛する明るくて楽しいグループでした。初めに「琉球舞踊とは何か?」について学び、続いてクイズを交えながら「三線(さんしん)」を聞き、そしてみんなで舞踊にチャレンジしました。手に「四つ竹」と呼ばれる楽器を握り、乾いたよく響く音を鳴らしながら舞います。ゆっくりした動きは沖縄の「風」や「海」や「空」を表すそうで、優雅で美しいものでした。休憩後は琉球舞踊の模様の色付け体験をしました。3つの部屋に分かれて中学生と一緒にしました。懐かしい”先輩”と一緒にする色塗りにちょっと興奮気味に子供たちも取り組んでいました。


23日(木)午後、恒例の「稚魚放流」をしました。これは「ちゃりこ」と呼ばれるマダイの稚魚を加太港内に放流する、地域と学校が連携した加太小ならではのイベントです。小学校から徒歩で20分程度、児童全員で加太漁業協同組合様の集荷場横に行きました。到着するとすでに漁船に乗ったたくさんの漁組の方々が準備を進めてくれています。早速幼稚園児から順に子供たちは浮島に渡り、漁船からバケツにすくってもらった「ちゃりこ」を手に、海に放流しました。「大きくなってね!」「もどっておいでよ!」など、子供たちは「ちゃりこ」に優しく声をかけながら、元気に泳いでいく姿を見守っていました。

スポーツ祭の実施種目(プログラム)の多くは、各委員会が考え、準備し、説明等運営していきます。今日は委員会の話し合いが行われました。それぞれの委員会では種目の完成にどんどん近づいていくことに充実感が漂っていました。6年生を中心としたこの活動が「加太っ子」をぐんぐんぐん成長させてくれます。企画力、認め合い、思いやり。「加太っ子」の成長は見ていてとても頼もしいです。

今週もスポーツ祭の練習が続きます。でも今日はどこか「秋の気配」です。日なたでは日差しがだいぶ弱くなってきましたし、テントの下など日陰に入るとひんやりします。この絶好の練習日和の中、この日は開会式やリレーの練習をしました。開会式は児童会の司会で進めました。「みなさん!開会式が始まります!」いきいきとマイクで話す児童会の子どもたち。こうして今週も子どもたちのがんばりが続きます!

19日1時間目、あおぞら学級と幼稚園のお友達とで「どろあそび」をしました。日陰はちょっと涼しくなったこの日でしたが、日なたはまだまだ日差しがじりじり。そんな中、幼稚園の砂場に水を運んで、手触り、足の感触を楽しむ時間が始まりました。泥団子をつくったり、「コンクリート完成!」と左官屋さんのように泥を塗り始めたり、みんな生き生きと活動していました。幼稚園の子が小学生の子のところに自然にやってきて一緒に交流する姿も見られ、幼小連携を進める加太”らしさ”も見られました。