4日(木)、6年生が修学旅行でお留守の中、学校では「麵打ち体験」としてみんなでうどん打ちを体験しました。
これは和歌山市と「丸亀うどん」さんとが協定を組んで進める食育の一環として開かれたイベントでした。和歌山県産小麦で作るうどんと、丸亀製麺で使っている北海道産の小麦で作るうどんと、食べ比べをしてみよう!というわけです。

はじめの会で、この日うどん打ちを教えてくれる「きむ兄」さんと出会いました。「(きむ兄)うどんには4つの材料を入れます。小麦粉、塩、水、あとは?」「(子)???」「(きむ兄)答えは『愛情』です。」こんな楽しい雰囲気を作ってくれる「きむ兄」さんは讃岐の方で、本格的なうどん打ちを教えてもらえそうです。子供たちも「きむ兄!」と声を合わせて呼んで、元気に麺打ち体験がスタートしました。
初めに「こね鉢」に小麦粉を入れ、5回に分けて塩水を入れながら手でかき混ぜました。そしてピンポン玉大に7つ以上の玉を作りました。さらにその玉をすべてまとめて1つの塊にしました。「これくらい??」「まとまらないなあ。」結構難しそうでした。

出来上がった大きな生地をビニール袋に入れ、次は何と足で踏みます。「おいしくなーれ!」「おいしくなーれ!」リズムに合わせて、交代で全員が踏みました。袋から生地を出してみると「あれ、やわらかい・・・」その変化に気が付いた子供たちでした。折りたたむように生地をもう一度練り、また袋に入れてそのまま熟成タイムに入りました。

熟成タイムの間、市内で仲間を集めて小麦づくりをしているスタッフさんから、小麦のお話を聞きました。地産地消の良さ、を感じる楽しいお話で、「収穫した小麦ってすべすべでかわいいのよ!」など小麦愛にあふれていました。子どもたちは小麦については知らないことばかりの様子で、珍しそうに聞いていました。その後「きむ兄」さんが次の工程、生地の伸ばし方と切り方を教えてくれました。

「わりばしの太さくらいの厚さになるまで伸ばしてね。」と「きむ兄」さん。麺棒でどんどん伸ばしていくと、うどん屋さんで見慣れた”ピザ状”の生地ができあがりました。それを麵切り包丁で5年生が切ります。先生方に包丁をおさえてもらいながら、ていねいに切り終えるとグループごとに記念撮影をしました。

麺をゆでる間、教室に戻って4時間目の学習ですが、途中、玄関前に駐車している「丸亀キッチンカー」を見ることもできました。給食の盛り付けが終わり、いよいよ食べ比べが始まりました。「こっちの方がしょっぱい!」「こっちの方がもちもちしてる!」「こっちの方がおいしい!」「わたしは絶対こっち!」食レポもなかなかのものです。おいしくいただきました。その後閉会式では、「きむ兄」さんから「楽しんでもらえてうれしかったよ」というお話を聞き、5年生が児童代表で感想とお礼を発表しました。全員でお礼を言って、イベントは終了しました。

