「今日はできてるかな」氷探しをはじめた4歳児。「え~わたしのは凍ってないよ」と、残念がっています。
「ここ!ここ!凍ってるよ」と、向こうの方で声がしました。すると、土にかぶせているブルーシートにたまった水が凍っていました。「キラキラしてるね」お日様にかざして「お空の色が見えるよ」
そのころ、5歳児も砂場の上のブルーシートの氷を見つけていました。
「ここにもある!」「ほんまきれいやな~」しみじみと眺める姿も。「ここの氷がふっといよ」「ここはうすーい」「なんで、同じブルーシートの上なのに、どうして、凍るところと凍らんところがあるんかな~」「なんでやろ??」「こっちの方が土が冷たいからな」「水が多すぎやから?」と、推測する力もついてきています。自然に子供が主体的にかかわることで、「どうしてこうなっているのだろう」と、思いめぐらすことは子供の探求心を芽生えさせる機会になっています。

今日は、節分です。
だいぶ前から、子供たちは自分の作った鬼のお面をかぶって楽しんでいる子もいました。
今日は、そのお気に入りのお面をかぶりなから、豆まきです。4歳児は、お豆の入れ物に鬼を飾りつけました。
先生から、節分の絵本や紙芝居を読んでもらい、自分のおなかにいる『泣き虫オニ』『夜遅くまで起きているオニ』『いやいやオニ』『おこりんぼオニ』などを追い出すことにしました。
5歳児のクラスでは、2月3日に豆まきをするのはどうしてなのか、立春のお話も教えてもらっていました。
「おには~そと!!」元気なかけ声で、豆をまきます。勢いよく、大きな声で豆をまいたので、きっと、悪いオニたちは「こりゃ、たまらん!!」と逃げ出したことだと思います。
幼稚園の玄関には、いわしの頭とひいらぎの葉をかざりました。5歳児は、「昨日、先生に教えてもらったよ」「このはっぱで、鬼をやっつけるんだよ」と、教えてくれる子もいました。「この、魚のにおい くさい?」「ぼくには、おいしそうな匂いだけどな~」「オニは、この匂いがきらいなんだね」「でもこれで、幼稚園にも、オニはこないね。」
このように、日本の伝統的な行事に関心や親しみをもつことは、幼児期にとって大切なことです。このような行事を通じて情操豊かな子供を育てていきたいと思っています。



小学校のビオトープにお兄ちゃん、お姉ちゃんたちが集まっています。
「何みてるのかな?」5歳児は気になるようです。「何みてるのか、いってみたい」
5歳児もも組が、いってみると・・・「こおりがある!」「どこどこ?」でも、手が届きません。あわてて、園に帰って、長いシャベルをもってきました。「きれい~い」「とうめいだね」
「うす!!」「すぐにわれちゃうう」「いいなあ~学校だけこおりあって」と、うらやましそうでした。
同じころ園の中にいた小さいクラスの子供たちが、騒いでいます。・・・「これ。ガラスじゃない?」「あぶないよ」「え?こおりだよ」「ちがうよ」あまりにも透き通っていたので、ガラスと間違えている子もいました。
「あたしも、あんな氷ほしいな」「こおりできるように、お水おいておこうよ」
「どこにおこうかな」置く場所を迷っていましたが、お水がひっくりかえらない石碑の台のところにおいていました。
明くる日・・・「こおっているか、楽しみ!!」と、登園してすぐに見に行く子も・・・
「まだ、お水のままだった・・・」「もうすぐこおるかもしれないから、このままおいておこうよ」と、氷になるのを楽しみにまっている子供たちです。氷ができたときの子供たち喜ぶ顔が楽しみです。



大きくなったブロッコリーを収穫して、給食でいただきました。
3歳児が「ぼくたちがぬいてあげる!!」と、何人か集まってきました。
「ブロッコリーなかなか 強い!!」一人では無理ですが友達と「せーの!!」声と力を合わせてぬきました。スーパーで販売しているブロッコリーには葉っぱがないですが、園のブロッコリーには、たくさんの葉っぱがついています。「はっぱは、ゆめちゃん(ウサギ)にあげよう!」ゆめちゃんのまわりにたくさん葉っぱがプレゼントされていました。
新鮮なブロッコリーなので、調味料をつけずにいただきましたが、「幼稚園のブロッコリーおいしいね」「栄養いっぱい!!」と、いいながら、大好評で、あっという間に売れきれました。




寒い日が続いていますが、子供たちは園庭で元気に遊んでいます。
寒いので、鬼ごっこをして走り回ったり、リレーをしたり、長縄をしたりと体を思い切り動かして遊んでいます。そのうちに体もあたたまるようで、「あつーい」と上着を脱いだり、お茶を飲んだりする子もいます。
最近、5歳児がしていた『むっくり くまさん』という、鬼ごっこが人気です。
3歳児も「やりたい!」といってどんどん仲間にはいってきています。遊びのルールを5歳児が、分かりやすく教えてあげています。「わかる?」「わかったよ。大丈夫」と、遊でいるうちに、次第にルールも理解できるようになり、今度は、3歳児が同じクラスの3歳児にそのルールを伝えていきます。こうして、遊びがどんどん広がっていって、今、幼稚園で、盛りあがっている遊びのひとつです.

今日の避難訓練は予告なしで行いました。いつもは、避難訓練をすることを事前に子供たちや職員にも伝えますが、今日は、突然、放送でのお知らせです。
放送で何の避難訓練なのかをしっかり聞いてから避難します。「地震の避難訓練をします」と、お知らせがありました。
園庭で遊んでいるときの訓練だったので、担任の先生が近くにいるとは限りません。
遊具の上に登っている子もいました。砂場で遊んでいる子もいます。
近くの先生から「ダンゴムシのポーズ」と言われて、すぐその場でみんな頭を隠しました。
揺れがおさまってから、園庭で遊んでいる子供は玄関前へ、砂場で遊んでいる子供は小学校の運動場へ避難しました。
突然の訓練でしたが、みんな、近くの先生のお話をしっかりと聞いて避難できていました。
訓練後、もう一度子供たちと、『遊具に登っていたらどうすればいいのか」、『担任の先生が近くにいない時はどうすればいいのか」、『防災頭巾をかぶれないときもあるから、頭や体を守るためにダンゴムシのポーズになることが大事』など、確認しあいました。
子供たちにとっても大事な訓練ですが、職員にとっても子供をまもるための大事な訓練です。
園でも、身の安全を確保できる場所はどこなのか等、もう一度避難経路の確認をしていきたいと思っています。

今日は、自分たちで育てた大根のお味噌汁をいただきました。
種から育てた大根。3歳児が、大根の種を植えた次の日に「もう、大根になってるかな?」と、嬉しそうに見に来てくれましたが、「まだ、土やった・・・」と、残念そうにしていたあの日から、3か月・・・。
「いっぱい葉っぱがでてきて、大根、見えてきた!!」「この大根どうするん?」「もうぬいていいかな?」
園の子供たちと相談してお味噌汁にすることになりました。
大根をぬくには、力がいります。友達と一緒に『せーの!!』と力を合わせてぬいていました。大根をぬいてみると、いろんな形の大根がでてきました。「おもしろいかたち!」


スーパーで売っている大根とは違い、ユニークな形があり、その形を見て楽しんでいました。

そんな、愛着のある大根のお味噌汁。大根の葉っぱもふりかけていただきました。
子供たちは、「すっごくおいしい!!」「もう3回おかわりしたよ」みんなたくさんいただきました。

いつもは野菜が苦手な子も、育てる楽しさを感じ、そして大好きな友達と同じもをたべることが嬉しくて、そして自分でも食べてみようとする気持をもつようになります。
このような経験を積み重ねることが、食育につながるものだと思っています。
4歳児と5歳児のクラスでは、こま回しに挑戦しています。
こま回しは、糸をきれいに巻けるか、糸をひくタイミングはいつかなど、自分なりに考えて、感覚をつかむまで、時間がかかります。だからこそ、上手く回った時には、とても嬉しいです。上手く回らなかった子は、友達の糸の巻く様子をじっと見て観察しています。中には、上手く回すコツを教えてあげている子もいました。
4歳児は、こまに色を塗ってから回して、その色の変化を楽しんでいる子もいました。
今の子供たちにとっては地味な遊びかもしれませんが、夢中になると、その面白さにひかれているようです。
伝承遊びが少なくなってきていますが、幼稚園を通じて、このような遊びに関心を持ってくれることは嬉しいことです。


さあ、今日から3学期がスタートしました。朝の登園の際には子供たちから「おけましておめでとうございます」と、元気に挨拶してくれる声がたくさん聞かれました。
始業式では、子供たちに、3学期はすごく短い期間だけれど、次の大きいクラスになるための準備する学期ということを伝えました。年長組には、幼稚園での残り少ない日を一日一日大切にしてほしいことや友達といっぱい遊んで、素敵な思い出を作ってほしいとお話しました。
職員も、この短い期間を充実したものにするために、また遊びの中での学びが深められるように工夫し、お子様のよりより成長につなげられるよう、頑張っていきたいと思っています。どうそよろしくお願いします。

終業式では、2学期に子供たちが出来るようになったこと、頑張っていたことをお話しました。
その中でも、2学期の始業式で、挨拶の大切さを子供たちにお話ししていましたが、2学期から、本当に挨拶を丁寧にしてくれるようになって、嬉しく思っています。園に来てくれたお客様にも元気に「おはようございます」と、挨拶したり、園外保育にいっても他の園の友達にも「こんにちは」と声をかけていました。
2学期は、大きな行事がありましたが、ひとつひとつの行事が日々の保育と連続し、つながっているので、子供たちも行事に無理なく参加することが出来、また行事を通して満足感や達成感を感じることが出来ていたように思います。また、おうちの方の支えもあり、しっかりとその姿を受けとめて認めてくださったことで、子供たちの成長がより豊かなものになっています。本当にありがとうございます。
