さらに、すばらしい幼稚園に

今年の中之島幼稚園は、素晴らしいと思っています。

「何が素晴らしいのですか」と言われると、人的・物的環境です、と答えます。しかし、もう少し、距離を開けて見直し、今後の幼稚園の在り方も、この時期に考える必要があると思ってメモします。

 

■さらに、すばらしい幼稚園ってどういう場所なんだろうなあと、思うのです。
1.先ず「幼稚園は、環境教育」
物的環境と、人的環境があります。
先生が、人的環境です。まず、安心・安全な場所を作り、自分のすてきさを方向づけ、より自分の持つよさを出しながら保育を進めることが大事。
物的環境として何が大事なのでしょうか。
環境があれば、子どもは変化します。言葉で、理解させたり、言葉で授業する小学校より以上に、ことばだけでなく普段の環境から学び成長する姿が有るように思います。
どのような環境づくりを進めればいいのでしょうか。

2.小学校との連携
幼稚園から、小学校への「段差」に抵抗がある子どもが増えてきているのでしょうか。公立幼稚園の良さは、小学校と隣り合わせという事です。常に連携して、教育をすすめられるという事です。中之島幼稚園でも、時々中之島小学校の校長先生が、入ってきてくれます。普通のこととして、行き来ができているからこそ、交流が進められます。

就学に向け、「幼児期の終わりまでに育てたい10項目」を小学校先生との翻訳ツールとし、どんな保育をみんなでしていくことが大事かを考えたいです。

3.保護者も生き生きする場に
子育て支援として、月に一度「子育て相談日」を設けています。それだけではなく、母親の居場所としての、しゃべり場・サークル活動支援など、保護者支援があればと、思っています。

4.地域の乳幼児の教育センター機能
お母さんが気軽に来られるような場造り。さらには、高齢者の方も散歩がてらよれる場所。地域の中にある幼児教育センターとしての在り方を探っていくことが大事と思います。

昨年度、保育料無償化により、公立幼稚園への入園者が激減しました。公立幼稚園の良さは、小学校が隣にあり、交流・連携が可能であるという事。地域に根差した、幼児教育センターとしての意味合いが出せるという事。地域の子供たちが、それぞれの地域で育つ環境を大事にするためにも、公立幼稚園の存在意味があるのではないかと考えています。

 

今年は、昨年度安全面で園を取り囲むブロック塀が取り壊され、新しい白い塀ができました。その新しい塀に沿って、花がびっしり咲く花壇づくりをし、幼稚園は、花で取り囲まれている環境の園であるという場にできました。

 

 

 

 

 

ロシアヒマワリが、地域に向かって顔をのぞかせる園にもなりました。

 

 

 

 

 

 

今、小学校校長さんや、連合自治会長さんに評価委員さんになっていただいていたりしています。これからさらに、学校や地域との交流が起こっていく土壌はできているようにも思えます。保護者会でも、来年には、地域の方を巻き込んで、バザーの開催に動いています。

地域を含んでの幼稚園の環境となるようにしていきたいものだと思っています。

園児にとってよりよい幼稚園にしていきたいことはもちろんのこと、公立幼稚園として、地域にとってもよりよい幼稚園の在り方をさぐっていきたいと思います。

今後ともご支援よろしくお願いいたします。

 

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