「紀州っ子の根っこを育てる学びの10か条」に込めた願い
和歌山市教育委員会は、「人は人によりて人となる」という理念のもと、「心豊かでたくましい人間」の育成を目指して、子供の夢と希望を実現する教育の創造へと歩みを進めています。その歩みは学校だけではなく、学校が保護者や地域の皆様と手を結び、同じ目標を持って、一歩一歩確実に進めていくことが重要です。
これまでの全国学力・学習状況調査で明らかになってきた、和歌山市の子供の学力や学習の基盤となる生活習慣の課題には、大きく次の5つが挙げられます。
○早ね早おき朝ごはんの習慣、言葉遣いやあいさつなどのマナーをきっちり身につけること
○家で、学校の授業の予習や復習など自分で計画を立てて勉強すること
○読書をしっかりすること
○普段の授業で、子供どうしで話し合い、自分の考えを発表する活動をしっかり行うこと
○普段の授業で、自分の考えを文章に書いたり他の人に説明したりすること
これを受け、和歌山市教育委員会は、「学びの10か条」をまとめました。
今こそ、学校、保護者、地域が手をとり、それぞれの立場で、和歌山市の子供の健やかで豊かな育成のために、なすべきことを明らかにして、動き出さねばならない時です。
「学びの10か条」は、その指針です。
皆様のご理解とご協力をいただきながら、子供の未来を見据え、この10か条が和歌山市の教育にしっかりと根付くよう根気強く取り組んでいきたいと考えます。
すべては、子供のために。
和歌山市教育委員会