和歌山市立四箇郷小学校

1学期終業式(放送) 8月7日

1学期が終わりました。いろいろなことが初めてで緊張の連続だったように思います。わずか9日間ですが、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。

終業式は体育館に集まれず、館内放送にて行いました。残念ながら、今回も子供たちが歌う校歌を聞くのがお預けとなってしまいました。今朝の掃除のときに、そんな話を4年生の子供たちに話していると、何人かの子たちが歌ってくれました。とても心がほっこりしました。いつの日かみんなと全力で歌いたいと思います。

以下は、終業式の「校長先生からのお話」として子供たちに向けて話した内容です。子供たちは、本日、通知表を持って帰ると思います。一つでも多くほめてあげてください。ほめるということは、成長や努力を認めるということです。認められると自信になります。自信を持てると、新たなことに挑戦してみようという意欲もわいてきますし、少々の苦難に出会っても乗り越えられるようになります。どんなに照れくさくてもほめてあげてくださいね。


四箇郷小学校のみなさん、こんにちは。長い1学期が終わりました。もう先生から通知表はいただきましたか。先生たちは、通知表を作るために毎日遅くまで残っていました。たくさん時間がかかったのは、きっとみなさん一人一人のいいところ、頑張ったところを書いてあげたいと思っていたからだと思います。あとで通知表をよく見て、自分の伸びたところを見つけてください。そして、おうちの人に見てもらって、いっぱいほめてもらってください。人はほめてもらうことで、もっとがんばるぞという気持ちがわいてきます。

担任の先生からはみなさん一人一人の頑張ったところをほめてくれていますが、校長先生からは、この1学期間のみなさん全体のよくがんばっていたところを3つ発表します。
1つ目 「時間を守れること」です。休み時間の終わり、運動場で遊んでいてもチャイムが鳴る前に教室へ戻ろうとしていました。高学年の人たちがそのお手本を見せてくれるので、学校全体で時間を守ることができています。これはびっくりするほど素晴らしいと思っています。四箇郷小学校の誇りだと思ってください。
2つ目 「朝のお掃除」です。もちろん時間を守って、みんなもくもくとお掃除できています。1年生のみなさんも、もうすっかりお掃除が上手になりましたね。みんなと協力しながらてきぱきと動くことができていました。とても感心しましたよ。みんなが使う場所をきれいにして整えることはとても大事なことです。部屋の空気が清々しく感じられ、落ち着いて勉強に集中できます。実は校長先生もお掃除が大好きで、ほこりのたまっているところを見ると無性に掃除をしたくてたまらなくなります。四箇郷小学校の建物はずいぶん古くなってきました。特に体育館はできてもう50年近くになります。多くの卒業生が汗を流してきた場所をこれからも大切に使わせてもらいたいと思っています。物を大事にできる人は、人にも優しくできます。そんな人は誰からも大事にされます。みなさんもまずは自分の持ち物を大事にできる人になってくださいね。
3つ目 「お勉強の時の態度」です。どのクラスに行ってもいつも静かにお勉強できていました。それも、高学年になるにつれどんどん良くなっています。これも素晴らしいです。授業では、お友達の意見と自分の考えとを比べながら、それぞれのいいところを見つけられるようにしてください。相手のいいところを見つけようとする人、最近よく耳にする言葉で言うと、相手を「リスペクト」できる人は、いろんなことを吸収して自分のものとしていくことができ、より早く、より確実に成長していくことができます。低学年のみなさんは高学年のお兄さん、お姉さんを見習っていいなと思うところをどんどん吸収していってくださいね。

今年は夏休みも短くなり、みなさんの楽しみも随分と減ってしまいました。たった1週間ほどの期間ですが、感染症対策も行いながら、ご家族との大切な時間を過ごしてください。2学期は11月に運動会も予定しています。みんなで仲良くたくさんの思い出を作りましょう。これで校長先生のお話を終わります。

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