和歌山市立 山東小学校

学校長より

輝くみどり 山を背に

この度、平成30年度末の人事異動により私を含め9名の教職員(再任1名を含み)がご縁があって山東小学校に着任いたしました。

私と山東小学校との初めてのご縁は今から28年ほど前にさかのぼりますが、当時山東小学校に勤務されていた先輩から夏休みに「和歌山市小学校水泳大会出場者の校内練習をするので来てもらいたい。」との依頼を受けたことでした。8月に入ってからの炎天下のもと山東小学校のプールで子どもたちと一緒に泳ぎ汗を流したことを今でもよく覚えています。また学校と道路をはさんでのプールの場所にも印象が残っています。今でも当時の面影がそのまま残っており懐かしい気持ちになりました。

私の前任校の伏虎義務教育学校は2年前に開校したばかりの真新しい学校ですが山東小学校は平成21年度に創立100周年を迎えた学校だということを沿革史から知り歴史の重みを感じています。さらに地域には木の神で知られる伊太祁曾神社、都麻津姫神社があり、校区の東部には熊野古道が通じており歴史的遺産を有する地区だと知りました。そして子どもセンター事業等では校区のたけのこ掘りに行ったり、カブトムシの幼虫がいっぱいいる場所があると職員から聞き、目の前では和田川のきれいな流れが見られ自然豊かな地域で子どもたちは育っているんだと感じました。

時代は平成から令和に変わりました。平成元年の山東小学校の児童数は約600名でしたが、去年度の児童数は約220名で約30年で3分の1に減少しています。少子化の傾向は全国的な現象ですが寂しいことです。また子どもたちを取り巻く環境もこの30年で大きく変化しました。小型ゲーム機や携帯電話は平成元年にはなかったもので、子どもに関係する新たな問題や課題が発生しています。しかしどんなに時代が変わろうとも、本校の教育目標にも掲げてある通り

「自他の生命を尊重し、思いやりの心をもつ子ども」

「心身ともにたくましい子ども」

「主体的に学習に取り組む子ども」

を育てることを目標に、私たち山東小学校の教職員は日々子どもたちの成長のために取り組んでいく所存でございます。保護者の皆様、地域の皆様どうか山東小学校の子どもたちの成長のためにご協力・ご支援をよろしくお願い致します。

(学校長 弓林 卓巳)

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